グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「今月の説教」神が、あなたがたのうちに住んでおられるなら

投稿者
goodnews2
投稿日
2020-12-17 20:15
閲覧数
707

今月の御言葉

 

神が、あなたがたのうちに住んでおられるなら
「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです」(ローマ8:11)


文|パク・オクス(グッドニュース・カンナム教会牧師)

 

 

誰かと出会う道々
心と体は違う。韓国にいる私の体がアメリカに行こうとすれば、飛行機チケットを買わなければならないし、飛行機に乗って15時間ほど行かなければならない。アメリカに着いたら、空港で再び車に乗ってこそ、宣教師である息子の家に行き、息子と孫に会える。ほかの方法で、インターネットを通じて孫たちの顔を見ることもできる。ビデオ通話をすれば、直接見ることはできなくても、映像で会話しながら心がお互いにつながることができる。
数日前、アメリカCTN放送のある番組に出演して司会者と話をした。収録を終えた後、アメリカにいる宣教師に『今日の収録は12月28日と29日の午前10時と午後5時の計4回放送される』と言われた。
その話を聞いて私たちは12月28日と29日を待っている。私はCTNの番組司会者に直接会わずに、その人と実際にビデオで話したのだ。映像は、その人の実際の姿を電波で送っているのだ。
イエスがこの世に来られて2千年が過ぎた。しかし、今私たちの心でイエスに会うことができる。私たちの罪を洗うために十字架に付けられて亡くなったイエス、そしてよみがえられたイエスが私たちの目には見えない。イエスの姿を映した映像もない。ところがイエスは私たちのうちにおられる。昨日も今日も永遠に生きて働いておられる。

 

御言葉を信じて神が私たちのうちにおられれば
私には罪が多かった。嘘をついたし、盗みも数えきれないほどした。罪を犯した私たちはみんな罪人である。しかし聖書を見ると、イエスが十字架に付けられて亡くなり、私たちの罪の報酬を支払ったため私たちの罪が贖われた。重要なのは、イエスが私たちの罪を贖ったことを聖書で見て信じれば、罪の赦しを受けるということだ。私たちがイエスを実際に見たことはないが、聖書の御言葉は神の言葉であり真理であるため、御言葉を信じることにより私たちの罪が赦されるのだ。聖書で、私たちのすべての罪が洗われて私たちが義と認められたと言われる。ある人は『火をもらった』と言い、ある人は『異言を言った』と言うが、信仰はそんなことに頼るのではなく神の御言葉を信じることである。
ローマ書8章11節で「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、…」と言われた。イエスを死者の中からよみがえらせた方は誰か。神である。その神がどうやって私たちのうちにおられるか。これは行動ではなく心の世界で成し遂げられる。体で何かを感じることではなく、聖書の御言葉どおりになる。イエスがマタイの福音書28章20節で「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」と言われた。私たちがイエスを手で触れたり、目で見ることはできないが、『イエスが今も私と共におられる』と、この御言葉を信じればイエスが私たちの心におられる。
イエスがこの世におられた時、目の見えない人、ツァラアト、中風病者を治した。イエスは永遠に同一な方であるため、今も私たちにあるすべての問題を解決してくださる。私たちを助けて見守る。イエスが私たちを罪から病から救い出した。というわけで、イエスが私たちのうちにおられることを信じれば、イエスが私たちのうちに生きて働いてくださり、イエスが自分の病を治してくださると確実に信じれば、その信仰どおりにイエスが全ての病を治してくださる。

 

イエスが私の心臓をすでに治した
私は幼い頃から体が弱かったが、1966年4月軍隊で遊撃訓練を受けたときのことだった。フィッティ体操をすることがすごく大変で汗がダラダラ流れ出た。朝、訓練に行く前に塩の箱が置いてあったので、塩を一握りずつ食べた。1日に水を1リットルの水筒で7~8回飲んだ。汗が止まらず、水を飲んでもすぐにのどが渇いた。遊撃訓練中のある日、体に麻痺症状が現れ心臓に異常が起きた。二日ほど休むと、若い時なのですぐに回復した。
しかし、50歳になってからは心臓がとても悪くなり、今にも死にそうだった。
特に1999年にはもう死にそうだった。その時テジョンで宣教センターを建てていたが、7階の作業員を下から見上げることができなかった。心臓が止まりそうだったからだ。それで見つめながら目を閉じた。ふだんも心臓がドキドキしては一度ずつ止まった。10秒か15秒間、心臓が動かず、そして、また動いた。ハンヤン大学病院で1週間の間検査を受けたが、原因が見つからず、その後、アメリカニューヨークにある、世界で一番優秀な心臓専門医に会った。その方が私の体を一日中検査し、あれこれ測定した後、治すことができないと言われた。死にそうだったので、アメリカにいる息子を韓国に呼び戻そうとした。死ぬ前に息子に信仰を教えたかったからだ。
1999年の夏、チュンブック・ヨンドンにある松林で修養会があった。ある日寝ようと横になったその日、私が修養会本部から主日学校まで四回も往復したことを思い出した。『私がどうやって砂道を歩いて、 そんなに遠い所まで4回も行って来たの』と信じられなかったが、どう思っても4回に間違いなかった。『それなら心臓が完全に治ったな』と信じた。『イエスがすでに治した!』
翌日、朝早く私は松林の近くの田んぼ道を走った。修養会を終えてからは、わが教会の前にあった西大田女子高校の運動場で走り始めた。1㎞、2㎞、3㎞、4㎞、5㎞、だんだん多く走ることができた。体の調子がすっかり良くなった。その後、20年以上過ごしている間に心臓が丈夫になった。私はイエスが私の心臓を治したと信じ、その後, 心臓の悪さを一度も感じたことがない。ただイエスが治したと信じただけなのに。

 

あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです
私たちの人生に様々な問題が生じる。その度私はイエスに祈りをし、またイエスが解決してくださると信じた。するとイエスが奇跡的に全ての問題を解決してくださった。私たちは、イエスが私たちと共におられることを信じ、そのイエスが私たちの全ての問題を解決してくださることを信じるべきである。祈りをして信じれば必ず解決してくださる。
「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら…」と言われた。イエスが私たちの目に見えなくても信仰によって私たちと共におられると信じ、そのイエスが全ての問題を解決してくださることを祈り、信じればイエスと私たちの心が一つになる。それなら、「あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです」とローマ書8章11節で約束された。
私たちは神の御言葉を信じなければならない。罪の赦しを受けることも神が罪を洗ったと言う聖書の御言葉を信じれば良い。しるしや幻や感覚で罪を赦されるのではない。聖書の御言葉を信じることである。そうすればイエスによって罪を赦される。また、そのイエスが病気を治すことを信じれば、信仰どおりにイエスが死ぬべきからだをも生かしてくださる。信仰は私たちの心のうちから形成され、聖書にある神の御言葉を信じることが信仰である。御言葉を信じればイエスが私たちの信仰に従って働き、死ぬべきからだをも生かしてくださる。

 

イエスがおられれば、これが何の問題だ
問題に直面すると兄弟姉妹の多くは煙たがる。使徒の働き16章でパウロとシラスが、占いの霊につかれた若い女奴隷から悪霊を追い出した。彼女の主人は、自分の奴隷がもう占いができず、もうける望みが亡くなったのを見てパウロとシラスを役人たちに訴えた。ふたりは何度もむちで打たれてから、奥の牢に入れられ、足に足かせを掛けられた。体はひどくひりひりし、すべての状況は絶望的だった。真夜中ごろ、パウロとシラスがイエスを思い出した。『イエスが私たちと共におられる。それならこれが何の問題だ。イエスがおられれば牢の扉も開かれるし、何の問題にもならない』ふたりの心に力が湧いてきた。
そのときまでパウロとシラスの心には問題しかなかった。『体はひどくひりひりして痛かったし、この牢からいつ出られるのか』と心配ばかりだった。しかしイエスを思い出すと問題にならなかった。『イエスがおられれば、これが何の問題だ』急に心に望みが生じた。イエスを信じる信仰が生じふたりは神に祈りつつ賛美の歌を歌った。ところが突然、大地震が起こって、獄舎の土台が揺れ動き、たちまちとびらが全部あいた。そのことをきっかけに看守たちが救われてふたりの傷を洗い、食事のもてなしをし、全家族そろって救われて神を信じたことを心から喜んだ。これが信仰である。私たちがどんなことに会っても私たちの心にイエスがおられれば、イエスにはどんな問題も問題にならない。だから、問題の前で恐れて苦しむのではなく、神を思い出して神がその問題を解決してくださることを信じ、感謝しつつ賛美の歌を歌うべきである。私たちが神を信じれば、神が働いてすべての問題を解決してくださる。どんな病も、どんな問題も神に解決できないものはない。

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