グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「宝と土器」「こんなに良い御言葉が聖書にあったなんて…」


投稿者
goodnews2
投稿日
2022-02-26 20:28
閲覧数
195

「こんなに良い御言葉が
聖書にあったなんて…」



2019年に見たクリスマスカンタータの感動を胸の奥に秘めていた夫婦に再び訪れたクリスマス映画「フォー・アントゥ・アスFor Unto Us!」
一本の映画が夫婦の人生に驚くべき幸せをもたらすとは思わなかった。

文/ハン・ダイェ(グッドニュース・ボルギョ教会)


私は1962年2月7日、閑静な農家で精米所の次女として生まれた。それなりに裕福な家庭で両親の愛をたっぷり受けて苦労なく育った。学生時代は優等生として先生たちに愛され、友達からは羨ましがられた。
小学校2年生の時、父が亡くなった。青天の霹靂の知らせを聞いて幼心に傷ついた。よく笑って明るかった顔が暗くなり、好きなこともなく、楽しいこともなかった。 小学校4年生の時にスポーツ選手に選ばれ、高校まで選手生活を過ごした。私はスポーツではなく勉強がしたかったが、思い通りにならなかった。

死線を乗り越えた瞬間

私の故郷は山奥で教会に通ったことはなく、野山を駆け回りながら楽しく暮らしていた。両親や町内のお年寄りたちは仏教を信じて山の向こうにある小さなお寺に通っていた。高校に入学すると教会に通う友達がいた。その時初めて教会を知った。友達が教会の話をすると私は反論した。イエス・キリストが十字架につけられて死なれ、復活されたという話を聞くと、『死んだ人がどのように生き返るのか?』と言いながら、イエス・キリストを否定的に話し続け、友人の心を傷つけた。私は教会のことを全く知らなかったので、そんな話で友達の心を傷つけているとは思わなかった。

ある日、学校でクラスメートが過ちを犯して先生から罰を受けた。そのせいで帰る時間が遅れ帰りの車に乗り遅れてしまった。仕方なく仲良くしていた友達の家に泊まった。ところが偶然にその夜、練炭ガス中毒になり私と友達、友達の妹は生死をさまよいながら苦しんだ。何時間も苦しみ続けて意識が戻った瞬間に教会から鳴る夜明けの鐘の音が聞こえた。思わず『神様、助けてくださってありがとうございます』という言葉が出た。息もできない状態で涙が出た。


一体神は私をどうやってまた呼び戻すのか?

人生のチャンスをもう一度手にしたので、もっと善良に一所懸命に生きると誓った。高校を卒業し、服飾を学ぶために訪れた場所で出会った方は熱心なキリスト教徒だった。ある日、その方に教会へ行こうと言われ何も知らずについて行った。それから、私の代わりに献金をしてくれると言うので楽しく教会に通った。水曜礼拝、金曜徹夜礼拝に熱心に通った。20代で結婚し、第1子を産み、子どもが100日になったとき、子供洗礼を受けた後、教会に通えなくなった。

教会に通ったことがある人は離れたとしても神がまた必ず呼び戻すという話を聞いたことがあり、その話が一生脳裏から離れずに刻まれていた。「一体神は私をどうやってまた呼び戻すのか?」
20代が終わる頃、また生死の岐路に立ったことがあった。その時は神が手を差し伸べることを知らずに生きていた。やっていた仕事が成功して海外にも行くなど、それなりにうまく行って真面目で誠実に生きてきた。勤勉で善良さと誠実さの枠に閉じ込められていたからだ。しかし、いくら一生懸命誠実で善良に生きても、人生は苦痛と辛さの連続だった。
私はいつも何でも学ぶ姿勢でいろんな資格を取った。2度目の人生のチャンスを得てからは健康に関心を持つことが多くなり、本格的に相談や健康事業をするようになった。

「私に何の罪が多くてこんな事が起こったのか」
十数年を熱心に生きてきたなかで、偶然に代替医学に関心を持った。住んでいる場所はヨンインだったが、代替医学を勉強するため、チョンナム大学まで通い始めた。受講生の中でリ・ゴンフン執事を知り、良い情報など分け合って連絡し合ってきた。
2019年冬のある日、リ・ゴンフン執事から良い公演があると言われ招待されたのがグラシアス合唱団の公演「クリスマスカンタータ」だった。公演が好きな夫と一緒に家から近いスウォンに行きミュージカル公演や美しいキャロルを聞くことができた。団員たちが目の前で演技をして歌うので感動的だった。合唱団の笑みもとてもよかった。あの時の感動はいい思い出として胸の奥に秘めておいた。
2020年のある日、忙しく働いていたときに、青天の霹靂のような知らせを聞いた。長男が亡くなったと言う知らせで目の前が真っ暗になって全身が震えた。近くに客がいたので顔にも出せず、苦痛の中で数時間も耐えなければならなかった。
あまりにも大きなショックを受けて実感できずに葬式を行った。火葬場で「私が何の過ちを犯してこんなことが起こったのか。私に何の罪が多くてこんな事が起こったのか。」泣き崩れ、悲しくて泣いた。
 そのとき急に、「私は泣いている場合じゃない。神に祈らなければならない」という気がした。 神にひざまずいた。
「神様、うちの息子が天国に行けるように助けてください。すべての過ちは私にあります。」 すべてを降ろして神にしがみついた。不思議にも心に安らぎが訪れた。

神様、この罪人を赦してください
息子を送って数日後、気がつくと再び嘆き涙が溢れた。真面目に頑張って生きてきたのに、なぜ私にこういうことが起きたのか理解できなかった。神もイエスも仏さまも何も信じずに生きるつもりだ」と泣き続けた。
数日が過ぎて「違う、それでもまた神は私の手を握ってくださったから、裏切らずに恩返しをしよう」と思った。そしてまた神にひざまずいた。「神様、この罪人を赦してください。これからは本当に神の御言葉通りに生きてみます。」
 息子に先立たれてあまりにも苦しがる私の姿を見て、従兄が教会に行くように言ったので私は教会に通い始めた。


「罪の赦しを受けることはこんなに簡単なのに」

息子がこの世を去った後、私は夫とともに故郷のポルギョに引っ越した。心に傷を負ってから、実家の母を思い出し、「少しでも母に親孝行し、恩返しをする道は親のそばにいることなのではないか」という気持ちだった。しかし、いざ故郷に帰って母と暮らしてみると、考えとは違って母とぶつかった。「親孝行のために故郷に来たのに…。」悩むようになった。

「親孝行のために故郷に来たが、かえって親不孝ではないか」 と悩んだ。
そうしているうちに、イ・ゴンフン執事から連絡が来た。グラシアス合唱団のクリスマスカンタータが映画化されたと言われクァンジュで映画を上映することになったので妹と一緒に高速バスに乗り見に行った。映画は、以前見たクリスマスカンタータ公演でイエス・キリストの誕生物語を映画として製作したものだった。あの時の感動がよみがえり、映画を見ていると、映画の途中である方が出てきて、クリスマスの本当の意味についての御言葉を伝えてくれた。クリスマスカンタータ公演でもメッセージを伝えてくれたパク・オクス牧師だった。パク牧師はローマ人への手紙3章23節と24節について話した。
『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。』(ローマ3:23~24)
「イエス・キリストは全ての罪を背負って十字架で亡くなり、その血潮によって私の全ての罪がきれいに贖われ、義と認められ、私が義人だと言ったのだ。」
 ローマ人への手紙に書かれた御言葉の意味が悟れた。「意味も知らずに、これまで聖書だけ持って教会に通っていたこと、罪の赦しを受けることがこんなにも簡単なのに、これを知らずに生きてきたこと。」 60年かけてその事実を悟ることができてとても感激した。
映画が終わり、以前にイ・ゴンフン執事の招待で見た映画「大物になる奴」の実際の主人公であるキム・ギソン牧師に会い牧師は、妹と私にローマ人への手紙3章23節と24節の御言葉をもう一度伝えてくださった。その日は私の人生で忘れられない一日だった。妹も終始感謝していました。

夫が救われたことは、私にとって何よりも嬉しくてありがたいことだった
数日後、再びクリスマス映画の上映が行われると聞き、夫と一緒にグッドニュース・ポルギョ教会へ映画を見に行き、冬のキャンプの御言葉を聞いた。パク・オクス牧師の説教を聞いた夫も救われた。夫が救われたことは、私にとって何よりも嬉しくてありがたいことだった。本が好きな夫は最近パク・オクス牧師の「罪の赦し、生まれ変わる秘密」と聖書を楽しく読んでいる。
 御言葉を聞けば聞くほど、「こんなにいい御言葉が聖書にあったのに、知らなかったな」と、これまで通っていた教会は、ただ体だけが教会へ通っていた気がする。今後、私たち夫妻とつながる多くの人が救われることを祈っている。夫と私を救ってくださった神に感謝しています。


夫の証

「こんなに易しいことが
分からなくて遠回りしてきたのか」


文/チョン・ヘマン(グッドニュース・ポルギョ教会)




私は6人兄弟の末っ子として生まれて両親の愛の中で幼年期を過ごした。しかし、父の借金保証人のため、我が家は貧しかった。中学校には行けない状況だったが、担任の先生に助けられて進学することができた。高校に入学して物心がついてから私には何の希望もないということを感じ迷い始めた。友達と一緒に酒を飲んで、悪事をしたり先生たちに「あきらめないで」と切に言われたが、私は絶望して昼は体育館でただ運動をし、夜は友だちと共に暗く過ごした。
家族みんながキリスト教だったので幼い時から教会に通ったが、神を信じることが何なのかよく分からなかった。罪を犯せば、神に「赦してください」と涙を流しながら、祈った。祈れば祈るほど重く、苦しかった。牧師たちの説教を聞いて話もしたが変わらず同じだった。
一時は「熱心に信仰生活をすれば、私も長老になれる」と思った事もあった。ところが、一般教会で長老になるのは、熱心に信仰生活をするというのではなく、大金がなければならないと言われた。「そのようにして長老になるくらいなら、永遠に聖徒のままでいい」と思った。
今思えば何も知らずに、ただ教会に通ったような気がした。


「私も義人だ。私の全ての罪がイエス・キリストの血潮によってきれいに贖われた」

妻は数年前から代替医学を勉強していて、2019年冬、一緒の授業を受けているリ・ゴンフン執事がクリスマス公演に私たちを招待してくれた。スウォンで開かれたクリスマスカンタータ公演を妻と一緒に見た。普段から映画と文化公演が好きで関心を持って見ていたが、とても感心した。去年はリ・ゴンフン執事から「大物になる奴」というキム・ギソン牧師の人生の旅路を描いた映画だと言われ勧められて見た。実際、映画を見て牧師の人生がどれほど辛く苦しかったか想像すらできなかった。

去年の冬、リ・ゴンフン執事からまた連絡が来た。グラシアス合唱団のクリスマス映画「For Unto Us」を上映すると言われたその日、私は他の日程があったので妻が義理の妹と映画を見に行きその後、妻と一緒に映画を見に行った。2年前に見たクリスマスカンタータ公演でイエス・キリストの誕生部分を映画で製作したものだった。映画の中で、パク・オクス牧師が伝えたローマ人への手紙3章23節と24節の御言葉を聞いて驚いた。「私も義人だ。私の全ての罪がイエス・キリストの血潮によってきれいに贖われた。」重荷が降ろされ、胸がすっきりして心が安らかになった。
 家に帰ってきてイ・ゴンフン執事から貰ったパク・オクス牧師の「罪の赦し、生まれ変わる秘密」とキム・ギソン牧師の「大物になる奴」を読んで感激して涙が出た。「こんなに易しいことが分からなくて遠回りしてきたのか。」それから聖書も読み直している。以前は読んでも意味がわからず、眠かったが、救われてから読む聖書は全く違っていた。一節一節に意味が込められていた。
 今年1月には、冬のキャンプに招かれて、ポルギョ教会に行き御言葉を聞いた。パク・オクス牧師は、へブル人への手紙10章の御言葉を伝えてくださった。『律法には、後に来るすばらしいものの影はあっても、その実物はないのですから…。』(へブル10:1)パク・オクス牧師のおっしゃることは本当に正しかった。私たちは絶えず罪を犯す。毎日嘘をつき、時には怒りがこみあげてくるし、いくら罪を犯さないと頑張っても、犯さざるを得ない。私もやはり罪を犯すし、いくら悔い改めても罪を償うことはできなかった。このような私のためにイエス・キリストがこの世に来られ、私たちの罪を背負い、十字架につけられて死なれた。そして、ご自分の血潮によって私たちのすべての罪を贖い、私は義と認められた。「私が義人であることが正しい。」御言葉を聞けば聞くほどありがたかった。新型コロナウイルスが来る以前には全国の聖徒が集まって冬のキャンプを行っていたと聞いた。私もキャンプに参加して2泊3日間、御言葉を聞いて一緒に過ごしたくなった。


私たち夫妻は一緒に義人になった
これまで生きてきて生死の分かれ道に立たされたことが大きく2回ありましたが、無事に乗り越えられたことに感謝しています。そして、リ・ゴンフン執事を通してグラシアス合唱団のクリスマス公演や映画を見て、パク・オクス牧師の御言葉を聞き、神が私の罪をきれいに贖い、私を義と認めてくださった真理に出会ったことにとても感謝している。「もし若かった時にこの真理に出会っていたらもっと感謝しながら生きていたのに…」と思うけれど、今でも福音を聞いたことがどんなにありがたいことであるか。
 妻は仏教大学に通うほど仏教にはまっていたが、私は妻が教会に通えば良いなと思った. しかし、私には無理で出来ないことだから時が来るのを待っていた。神が私たちに苦しみを与えたことによって私たち夫妻は一緒に義人となった。神に本当に感謝しています。

合計 150
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