グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「信仰とマインド」私にくださった主の愛が大きいため

投稿者
goodnews2
投稿日
2020-08-11 09:23
閲覧数
697

私にくださった主の愛が大きいため

 

文 | パク・ヒジン(グッドニュース・クァンジュ恩恵教会牧師)

 


人々が健康管理と体力増進のため、筋力運動と有酸素運動をする。
筋力運動と有酸素運動は、それぞれ30分から1時間の間、行うのが適切で、運動する順番は、準備運動-筋力運動-有酸素運動の順に行う。有酸素運動より筋力運動を先にする理由は、運動の初めには私たちの体が炭水化物を主なエネルギー源として使うため、力を使わなければならない筋力運動を先にしたあと、有酸素運動で残った脂肪を燃焼させるのが効率的だからだ。また、筋力をつけるためには、筋肉に負荷が与えられなければならない。筋肉が裂けて傷ができてこそ、傷が癒えて筋肉量が大きくなり、筋力が上がる。ところが、運動を初めて始める人は、息切れしたり疲れたりすると、その過程を乗り越えることができず、運動自体をやめたり、本人が楽な状態で運動を終える場合が多い。そのように運動すると、筋力は強化されない。 苦しくて負担になるが、自分の力ではこれ以上できないような限界を越えた時、筋肉が裂けて傷を負い、初めて筋肉を育てることができる。

 

サウル、神を信じる信仰がなかったため
信仰生活でも同じだ。負担を越えずに自分の限界の中で信仰生活をすれば、霊的に健康に育つことはできない。イスラエルの初代王であるサウルは、ペリシテ人が攻めてきて、イスラエルを脅かした時に戦争に出たが、ゴリアテという大きな隊長を見て恐怖に襲われた。サウルは様々な困難に直面したとき,自分の力の限界でその問題を解決することができた。しかし、神が一緒だという信仰がなかったため、サウルにとってゴリアテは自分の力や、自分と一緒にいる人たちの助けでは解決できない大きな山のような問題だった。
反対にダビデにゴリアテは、小さな少年である自分では到底耐えられない対象だったが、万軍のエホバの名に頼って倒すことができた。ダビデが羊を飼うとき、ライオンや熊が来て羊の群れから子羊を奪うと、ついて行き、子羊を救い出したことがあった。その時、ライオンとクマの足指の爪から自分を守ってくれる神に出会ったことがあるから、神が自分を助けてくれるという信仰で、どんな負担な問題と困難も乗り越えることができたのだ。

 

ヨハネの福音書5章の働きを、私にも起こしてくださった
私はイエスに会って救われる前、国家代表サッカー選手になるという夢に向かって一歩ずつ走っていた。優秀な先生に出会って勢いに乗ったある日の試合で、ヘディングシュートを放つために空中に跳び上がり、相手の選手と体がぶつかり、地面に落ちて腰を痛めた。立ち直れない大怪我だったので、私はあの日以来、サッカー選手としての道も自分の人生も諦めるしかなかった。ひたすらサッカー一筋で走ってきた人生だったため、サッカーができなくなると、苦痛を忘れようと酒におぼれ、その結果肺結核にまでなった。
そうしているうちに、ある姉妹が差し伸べてくれた手に引かれて私たちの宣教会に出会い、救いの福音を聞いた。救われた後、ヨハネの福音書5章を読みながら、救われてもいない三十八年もの間、病気にかかっている人を直してくれたイエスなら、救われたご自身の子どもである私の病気も直してくれると思った。神はヨハネの福音書5章の働きを私にも起こしてくれた。それで私は今、神が助けてくれた体を福音のために捧げながら生きている。ところで、今も私の腰をレントゲンで撮影すると脊椎4番、3番、そして2番の骨がコンクリートを打っておいたようにくっついていて、ただ1番の骨だけ動いている。
私は1年に少なくとも10回、多い時は15回ほど西部アフリカの複数の国に伝道旅行を通っている。ガンビアやマリに行く時は直航がないので、他の国を経由して行くので飛行機の中にいる時間だけ少なくとも21時間、経由地で過ごす時間まで含めると2日ほど座って過ごさなければならない。そんな時は腰に負担がかかり足がしびれ麻痺する。一度は足がほとんど使えないほどの激痛のため病院に行って検査をしたら、院長が飛行機でアフリカに行くことを強く反対した。私は死んでも行かなければならないというと、痛み止めを3種類処方してくれた。歩くことさえできない苦しい状態で薬を持ってアフリカ西部に向かった。それでもありがたいことに、神が、私が持って行った薬を一つも飲まなくても、夜明けから夜遅くまで走り回りながら、刑務所と警察学校を訪問して、政府官僚たちに会い福音を思う存分伝えられるようにしてくださった。

 

いつくしみ深い主の助けに一、二度会いながら
私は26歳のとき肺結核で死に、この世にいるべきではない人だ。肺結核のために家族たちにも捨てられた私が今、暮らせるのは神が私を訪ねてきて限りない哀れみと慈悲を施してくださったからだ。イエスは私の罪を償うために十字架で体を引き裂き、私の体を直してくれた。そして私の心の中にご自身の心を入れて、ご自身の代わりにご自身の仕事をしなさいと私を導いていらっしゃる。神が導いて行く道は、自分の心に合わなくて限界を越えてこそ行ける道だが、私にくださった主の愛が大きすぎて、その愛に縛られ、私は今日も限界を越えて足を踏み出す。負担になる道だが、足を踏み出すたびに、神が私の足を支えてくださり、ご自身の義の右手で私を支えおられるので、私の心にはいつも感謝が残っている。
ダビデがライオンとクマの爪から自分を守ってくれた神に出会いながら、ゴリアテよりさらに大きな問題の前でも雄大だったように、私もいつくしみ深い主の助けに一、二度会って神の恵みに対する感謝が心にいっぱいになるのを見る。その感謝の気持ちが、私に押し寄せてくる、より大きな困難や負担を軽くしてくれる力となる。

 

小さな苦しみから主のみを頼りに
健康を維持するためには必ず運動が必要であり、自分の限界を超えて運動する時に效果がある。信仰生活をするときも霊的に明るく元気に生きるため、自分の前に立ちはだかってくる負担なことを、神を頼る信仰で乗り越え、神を経験したとき心の中に神の世界がますます大きくなる。神の世界がだんだん大きくなると自分の心にある考えがすべて力を失い、キリスト人の人生の目標が明らかになって、ただ神のみこころの前で従順になる人生を送れるようになる。病気になると仕事をしたくてもできないように、霊的に病んでいる人も福音の仕事ができない。霊的に健康で力のある人だけが神が我々に与えた使命である福音を伝える人生を生きることができる。筋力をつけるためには筋肉が過負荷になるように運動量を増やすように、霊的に健康な人生を送るためには普段出会う小さな困難から主だけを頼りにして乗り越える方法を学ばなければならない。それでもっと大きな問題も主だけを頼って乗り越える信仰生活を学ぶことができることを願う。

合計 150
手順 サムネイル タイトル 投稿者 投稿日 推薦 閲覧数
60 「特集」家族みんなで共にする冬のキャンプ①
「特集」家族みんなで共にする冬のキャンプ①
「特集」家族みんなで共にする冬のキャンプ①
goodnews2 | 2021.02.17 | 推薦 0 | 閲覧数 350
goodnews2 2021.02.17 0 350
59 「特集」CLFキリスト教指導者の集い
「特集」CLFキリスト教指導者の集い
「特集」CLFキリスト教指導者の集い
goodnews2 | 2021.02.17 | 推薦 0 | 閲覧数 622
goodnews2 2021.02.17 0 622
58 「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_253
「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_253
「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_253
「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_253 人生の温かい味を残して亡くなったイ・イルヒャン牧師 私は宣教会の牧師ではない多くの牧師たちと会っ…
goodnews2 | 2021.02.17 | 推薦 0 | 閲覧数 399
goodnews2 2021.02.17 0 399
57 「レビ記いけにえ講解」全焼のいけにえ④
「レビ記いけにえ講解」全焼のいけにえ④
「レビ記いけにえ講解」全焼のいけにえ④
その皮を剥いてささげものの皮を剥がして、内臓を全部取り出して燃やすようにイエス・キリストが私たちの中にある醜くて汚れた全てを解決しました。 表に現れていない罪人自分の…
goodnews2 | 2021.02.15 | 推薦 0 | 閲覧数 426
goodnews2 2021.02.15 0 426
56 「宝と土器」真理を知り、 真理はあなたがたを自由にします
「宝と土器」真理を知り、 真理はあなたがたを自由にします
「宝と土器」真理を知り、 真理はあなたがたを自由にします
真理を知り、真理はあなたがたを自由にします 知っていることで理解していることで神の世界に会えなかった。8年の悩みとさまよいの末、神は恵みを施し、私はついに真理に会った。…
goodnews2 | 2021.02.15 | 推薦 0 | 閲覧数 417
goodnews2 2021.02.15 0 417
55 「今月の説教」考えを捨てて御言葉に従う人
「今月の説教」考えを捨てて御言葉に従う人
「今月の説教」考えを捨てて御言葉に従う人
私たちが信じがたいことを行っている神 使徒の働き9章で、サウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司のところに行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を…
goodnews2 | 2021.02.15 | 推薦 0 | 閲覧数 622
goodnews2 2021.02.15 0 622
54 「刑務所からの手紙」イエス・キリストの愛が 私の心に入り
「刑務所からの手紙」イエス・キリストの愛が 私の心に入り
「刑務所からの手紙」イエス・キリストの愛が 私の心に入り
イエス・キリストの愛が私の心に入り シャーローム。主の御名によって愛を伝え、挨拶します。主の中で平安に過ごしていると信じます。私に「いつも」忘れずに主の御言葉を伝えて…
goodnews2 | 2021.01.23 | 推薦 0 | 閲覧数 358
goodnews2 2021.01.23 0 358
53 「宝と土器」大変だったら福音を伝えてみてください
「宝と土器」大変だったら福音を伝えてみてください
「宝と土器」大変だったら福音を伝えてみてください
大変だったら福音を伝えてみてください   文/キム・ヨンエ(グッドニュース・ブンダン教会)   私が3歳の頃、うちの家は洪水で橋が崩れて被害を受け、全てを失ってしまった。私も…
goodnews2 | 2021.01.23 | 推薦 0 | 閲覧数 354
goodnews2 2021.01.23 0 354
52 「レビ記いけにえ講解」全焼のいけにえ③
「レビ記いけにえ講解」全焼のいけにえ③
「レビ記いけにえ講解」全焼のいけにえ③
ただ大祭司が働くいけにえは祭司によってすべての過程を経て、最後に灰として残ります。信仰は悪な私たちが自ら死のうと努めてはなりません。私たちの問題は全てイエスが解決して…
goodnews2 | 2021.01.23 | 推薦 0 | 閲覧数 327
goodnews2 2021.01.23 0 327
51 「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_252
「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_252
「パク・オクス牧師の証」地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_252
地の果てまで福音を、終わりの日まで主と共に_252 | パク・オクス牧師の証 帰ってきた息子とあふれる喜び     心が空しく、人生に意味を感じないため、 ある姉妹が米国から訪ねてき…
goodnews2 | 2021.01.23 | 推薦 0 | 閲覧数 390
goodnews2 2021.01.23 0 390