グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「宝と土器」 伝えざるを得ない愛

投稿者
goodnews2
投稿日
2020-06-21 20:56
閲覧数
530
伝えざるを得ない愛



幼いころからカトリック教会に通って20代には教会に通った。ところが、 ずっと疑問に思っていた罪の問題。罪を告白し、毎週罪の赦しのために祈ったが、 イエスが十字架で亡くなった理由を正確に教えてくれる所は無かった。 しかし、一番大変だった時期、 彼女の疑問に答えて人生のすべてを導いてくれる教会に出会った。

文 | チェ・ユジン(グッドニュース・東ソウル教会)

母方の家はカトリックだったので、私は幼いころから母と一緒にカトリック教会に通った。洗礼を受けて教会で行われるミサや色んな儀式に参加した。時間が経つにつれ、疑問に思うことがあった。キリスト教では聖餐式をカトリック教会では聖体礼儀をすると言われ、聖体礼儀のためには神父に罪を告白して赦しを得る告解礼儀をしなければ ならなかった。小学校4年のころ、神父に私が犯した罪を告白して赦しを得たのに私の罪が消えずに覚えているのが不思議だと思った。私は気になって『お母さん、神父さんに罪を告白したのに罪がまた浮かぶ。そうすると罪は残っているの?』と聞いた。母は私の質問に正確に答えられなかった。その後もずっと告解礼儀をしたが、疑問はそのままで私の心の片隅に残っていた。

1週間、犯した罪を悔い改めてください

大学時代、私は自ら長老教会に行って、通い始めた。礼拝の雰囲気が気に入ったこ と、熱く賛美することがとても良かった。ところが、御言葉を聞けば聞くほど心に平安が無かった。日曜の礼拝を捧げるとき、牧師は『皆さん、1週間の間犯した罪を悔い改めてください』と言われ、神父に告解礼儀をした後の心のように私の心は常に罪に押されて いた。「イエスが十字架で流した血潮によって私たちの罪を贖われたと言うけれど、なぜ悔い改めないといけないの?」また、牧師は聖書の御言葉と一緒にいろんな本の良い文を引用して説教したが、説教がだんだん形式的だと感じられた。教会に行って説 教を聞いているけれど、神と私は関係がないようだった。伝道に行って誰かに『イエスを信じると何が良いですか?』と聞かれるのを恐れていた。

もっと祈ってください

私は一人っ子で育てられ、私が大学生のとき、両親は離婚した。「私の人生になぜこんなことが起きたの?」心がとても混乱して辛かった。私は幸せになりたかった。すべてに成功すると幸せがあると思って成功を目標として熱心に生きた。努力するほどたくさんのことを得た。私は何でも頑張ると上手くできると思ってその思いは私を引っ張っていた。

2009年に結婚し、しばらくして夫と病院の事業を始めた。私はお金をたくさん稼いで成功すると信じた。しかし、予想できないことに遭った。医者たちとともに働くのは簡単なことではなかった。夫と一緒に働いているから喧嘩をすることも増えた。夫は周りの人の助言と勧誘に従っているうちに事業に没頭して家のことは後回しになった。事業を拡げてだんだん大変な状況になって最初私たちが計画して期待していたこととは完全に違う方向に流れていった。とても大変で辛かった。

心がだんだん苦しくなったので私は夫と一緒に何回か牧師を訪ねて相談をしに行った。牧師に私たちの大変な状況を話すと牧師は『執事、神にもっと祈ってください。』と言われた。祈ってみたが、心は依然と苦しみの中にいた。状況も良くなる気配がなかった。私たちは再び牧師に会いに行った。そのときも牧師はたくさん祈ってくださいと言われた。私たち夫婦の慰めにはならなかっ た。状況はさらに悪化し、神は私たちを助けてくれないと思った。結局、事業は失敗して私の期待は崩れ、何も持ってない人になった。

子供まで病だと

事業を始めて2番目の子ジュアンが生まれた。事業のために私の心が辛かったので子どもたちも辛い時間を過ごさないといけなかった。ジュアンは同じ年の子と比べておしゃべりが遅い方だった。息子だから発達が遅れていると軽く思った。ところが、5歳になった息子の様子がとても変だった。私と一緒にいるときは良いけれど、人といるときは不安がって人の話を聞くことができなかった。 人と疎通と交流ができなかった。

子どもを連れて病院に行った。お医者さんはすみませんと言って自閉症の様子が 見られると診断した。とても驚いた。「事業に失敗して大変なのに子どもまで病だと… 」自分の世界に閉じこもって生きている息子を見ると希望がなかった。そのときから 私の心も病になった。誰とも交流ができなかった。

神の恵みにより、価なしに

母は2007年のある日、チラシを見てグッドニュース・イルサン教会に行って救われた。母も離婚した後、心が苦しくなって真理を探し求めていたが、「グッドニュース宣 教会で御言葉を聞いて他では感じられなかった幸せにあった」と言った。母は家族に御言葉を聞いてみてと何回か聖書セミナーにも招待して夏と冬の信仰キャンプにも招待した。しかし、私は自分の生活も忙しいし、私も自分なりの信仰生活をしていると思っていたので一度も応じなかった。



そのように過ごして夫が先に母とグッドニュース・カンナム教会で行われた 聖書セミナーに参加した。夫は御言葉を聞いてそばも食べてきたと私に「お義母さんが通う教会が変だ」と言った。夫の話を聞いたら母が通っている教会とさらに遠くなった。そのように3~4年が経った。その間私は事業に失敗して息子は自閉症と診

断された。心がとても辛かった。家族に私の苦しみを話しづらかったが、母にすべてを話した。母は私たち夫婦を家から近いグッドニュース・東ソウル教会に導いた。そのときが2017年1月1日だった。当時、グッドニュース・東ソウル教会 のイ・ハンギュ牧師が夫と私に福音を伝えてくださった。私たちは罪を犯しているから罪人ではなく、アダム一人によって罪人として生まれたと言われた。罪を犯すとその罪を贖うために神父に告白してまた祈って悔い改めていたことが聖書と違うことを知った。 続けて牧師はローマ人への手紙3章23節と24節を伝えてくれた。

『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められ

るのです。』 イエスは十字架で亡くなったことによって私のすべての罪を贖ったことによって私がその恵みで義と認められたと言われた。ローマ人への手紙3章24節 の御言葉で私は既に義と認められた人であった。とても驚く御言葉であった。

「イエスは私たちの全ての罪を贖った能力の多い方なのに、私は今まで能力の ないイエスを信じて生きていた。」今まで私が苦しんでいた理由は、御言葉で はない自分の思いを信じて生きてきたとわかった。

わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり

救われた後、御言葉を見る目と耳が変わった。1次的な考えで自分の感情に忠実に生きてきたが、今は2次的思考で神の世界を見ることができた。イエスがすべてを成し遂げた世界の中で生きていることがとても幸せである。

息子ジュアンの問題も神には問題にならなかった。ある日曜日の説教で牧師はイ・ミンソブ兄弟の証を話してくれた。彼は小さいころ自閉症だと言われたが、今は信仰の中で正常に生きていると言った。その証は私と関係ないと思った。「そうだ、教会の中で起きる証はすべて事実である。」

不思議で驚いたのは、 私の心でジュアンの病が治ったらジュアンも病から離れた。イザヤ55章8節の御言葉で私の心を照らしてみた。 「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。-主の御告げ-(イザヤ55:8)」 「私が見ていることが神の思いと異なるなら息子の問題も神は私と異なる目で見ておられる。私が見ると大変で難しいけれど、神は良しとみている。私に起きたすべては良いことである。」

続けてヨハネの福音書11章4節の御言葉が私の心に入った。 『イエスはこれを聞いて、言われた。「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです。神の子がそれによって栄光を受けるためです。」』 ラザロが死んだとき、マルタとマリヤはイエスに寂しいと思っていた。しかし、イエスはラザロが死んだのではなく寝ていると言われ、ラザロをすぐ生かせたけれど、マルタとマリヤの心で死んでいるラザロを生かすことを先になさった。 『ジュアンの病は神の栄光のためだ。ジュアンは病からきれいに治った。ジュアンは全うされた。ジュアンはイエスのゆえに聖なる者になった。』 ある日、ジュアンにも私の心を話した。

『ジュアン、ママが悪かった。今までママが自分の目でジュアンを見ていて心 が痛かったでしょう?』

『ママ、大丈夫。』

『ジュアン、あなたはイエスのゆえに全うされ、聖なる者になってきれいになった。これは神の御言葉であるからこれが真理だよ。』

不思議で驚いたのは、私の心でジュアンの病が治ったらジュアンも病から離れた。3ヶ月後病院に行ったとき、お医者さんはジュアンが治ったと驚いた。

自閉症だと言われて2年後の2019年冬のことだった。子どものために何もやってあげられなかったのに、イエスはきれいに治してくれて本当に感謝した。

誰に会ってもイエスを話す

救われた後、昔とは比べられないくらい人生が変わった。教会の中に神のしもべの導きがあり、兄弟姉妹たちがいてとても幸せである。最近は神が命を救う働きに私をつかいたくて私を救ったと思って誰に会ってもイエスを話し、うちの教会を紹介している。私の話を聞いてすべての人が受け入れるのではないけれど、神は御自分の計画の中で彼らに働くことを 見た。

ある日、教会に通っている友だちから電話があった。

『ユジン、最近私とても心が辛い。夫に女がいる。8ヶ月間誰にも言えなかったけど、あなたには言うよ。』

『人はみんな姦淫した。私も姦淫した。』

『あなたも姦淫したの?』



『そう、聖書には淫欲を思った人はみんな姦淫したと言われているよ。ところが、あなたは姦淫しない人になって夫に話すから夫があなたと話ができないんだよ。夫が間違ったのは確かだけれど、あなたは夫の心が休ませることができないでしょう。あなたは夫の話を聞けない人だよ。しかし、これはとても良いことだよ。』

数秒間の沈黙が続いた。友だちも教会に通い、イエスを信じて聖書を知っているから私の話に何も言えないようだった。

『あなたが、夫に謝ったほうがいいね。』 『いや、なぜ私が謝るの?』 『あなたは、夫の心がわからなかったから一度謝ってごらん。』

その日、友だちは私にありがとうと言って電話を切った。そして、3日後電話が掛かってきた。

『ユジン、本当にありがとう。あなたが教えてくれたとおりに夫に言ったら、 夫が心から謝ってくれた。私が信じているイエスとあなたが信じるイエスは、 違うみたいね。私はイエスを信じていても能力のないイエスを信じているようだよ。あなたが信じる神について知りたい。私も聖書勉強してもいい?』

今まで友だちを聖書セミナーに何回か招待して無反応だったが、神が大変な状況を通して友だちと交わりができるようにさせてくださったことにとても感謝した。最近は友だちと<世の罪を取り除く神の小羊>を読みながら聖書の勉強をしている。

ジュアンのママは何かが違う

この前は、スーパーのオーナーにイエスについて話ができて感謝した。夜にラーメンを買いにスーパーへ行ったらスーパーのオーナーに『ジュアンのお父さんが、最近恵み を受けてイエスのために幸せだと言っていました。その恵みとは何ですか?』と聞かれ た。

『恵みは神が価なしに与えてくださる宝物です。ところで、社長は罪がありますか?』

『私は罪が多いです。毎日義理のお義母さんの悪口を言って夫の悪口を言って罪がとても多い人です。』

『社長、それも罪ですが、自分を信じることがもっと大きい罪です。私も夫と事業をしてみたので社長の気持ちが少しわかります。結婚して11年間、毎日喧嘩をしました。しかし、創世記6章に「主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。(創世記6:5)」と書かれています。神は私の良い思いも悪だと言いました。私が夫より正しい人だと思ったので常に喧嘩をしました。しかし、私の心を聖書の御言葉に照らしてみると私も悪で夫も悪です。それで、聖書の御言葉によって夫婦喧嘩が終わりました。』

『ああ、不思議だ。スーパーを営んでいるからイエスを信じていると言う人がたくさん来るけれど、ジュアンのママは何かが違う。』

『社長、私に関するすべてを神が全うしたと言いました。』

『ジュアンのママ、私はその話の意味がよくわからないけど、ジュアンのママが御言葉を言ってくれるから私の心がとても平安になった。』

『御言葉は神のみこころであるため、御言葉が平安を与えてくれるのです。』 その後、社長に信仰書籍をプレゼントしてずっと福音を伝えている。

イエスの愛を伝えざるを得ない

最近、以前通っていた教会の執事二人が救われた。息子の病がきれいに治った証もして福音を伝えた。私たちを義人にして全うしてくれたイエスの愛を伝えざるを得ないと言っ た。3年間ジュアンを教えてくれた先生と美容室の店長など、私と繋がっている方に福音を伝えている。聖書オンラインセミナーの期間は、教会の姉妹たちと伝道者を招き、毎日人々を招待して福音を伝えるところに私も一緒にいた。隣で御言葉を聞いていると私の心はとても幸せになる。

ヨセフがエジプトに売られたのは、命を救うための神の計画であったように、神が私を救ったのは、罪の赦しの福音を知らない人々に福音を伝え、命を得させるための神の計画であると思う。福音を伝えると御言葉が働くことに驚いた。私は何でもない人なのに神の恵みを受け、教会とともにいられることだけでもとても感謝している。今日も神の計画の中で人と会い、福音を伝える1日がとても幸せである。
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