グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「今月の説教」 西アフリカから来た 天使のような牧会者

投稿者
goodnews2
投稿日
2020-06-21 22:38
閲覧数
608

西アフリカから来た
天使のような牧会者

「それらの日の後、わたしが、彼らと結ぼうとしている契約は、 これであると、主は言われる。わたしは、わたしの律法を彼らの心に置き、彼らの思いに書きつける。」またこう言われます。 (へブル10:16)

文 | パク・オクス (グットニュースカンナム教会牧師)

コロナウイルスが多くの苦しみを与えている。しかし、すべてのことがそうするように、苦しくて辛いことがあったら、良いことが生じる場合がある。

西アフリカには、フランス語を使う国々がある。フランス語を使う国は、 英語を使う国に比べて、心が少し純粋な人々が多い方だ。この前、西アフリカに行ったとき、現地で教育を受けた牧会者たちを見て、聖書についてもっと深く知り、霊的にもっと深い生活を送ることにしなければならないと思っ た。それで、現地の牧会者30名を選んで韓国に送れば、信仰が良く育つように3か月の間、教育をしてあげると言った。 2020年1月、西アフリカから40人が少し足りない牧会者たちが韓国に来た。わが宣教会の若い牧師たちが、その方たちに信仰教育を始めた。 教育を最初始めた頃、私も午前中の時間を担当して一週間御言葉を伝えた。 時間が過ぎ、教育期間である3ヶ月が過ぎたが、途中でコロナウイルスの問 題が生じ、本国に帰る飛行機が全部なくなり、誰も帰ることができず、4ヶ 月目の教育を受けている。飛行機が正常に運航するまで、2~3ヶ月はかかりそうなので、ある教会で外部との接触を遮断したまま過ごしている。

牧会者たちの話がとてもきれいで、純粋で

最近、私も時間があってアフリカ牧会者教育の午前講義を担当した。私は彼らに『イエスが十字架に流した血が私たちの心にあたるとき、どのように罪が洗われ、私たちの心が雪のように白くなるか』その過程について聖書を解いて話した。講義を聞いている牧会者たちは、みな天使のようだった。 講義の最後の時間には『皆さんの中で証をしたい方がいれば、前に出て証をしてください。』と言ったが、びっくりした。牧会者たちが、証をしたいと先 を争って出てきたからだ。昼食時間になるまで証が続いたが、証をするという人の最後がなくて、残った人は次にすれば良いと止めるしかなかった。

彼らは自分の心をすみずみまで現れるように話す。 彼らの話があまりにもきれいで純粋で、その話を聞いている瞬間、私の心が彼らの心と一つになった。

アフリカの人々は、心の表現を自由にする。心にあるものを気兼ねなく話す。 韓国の人々とは異なる。韓国人は、自分の心にある話をするとき、恥ずかしい 部分や、他の人が聞いたら不利なことは、自分も知らないうちに隠し、話しても大丈夫なことだけ話そうとする。そのため、飾られたような話を多くする。それに比べて西アフリカの人々は、あまりにも純粋だ。彼らは自分の心をすみずみまで現れるように話す。

西アフリカの牧会者たちの話があまりにもきれいで純粋で、その話を聞いている瞬間、私の心が彼らの心と一つになった。そのような話が続けてどんどん出た。彼らは天使そのものだった。1時間以上話を聞きながら、すごく恥ず かしかった。彼らは、過去に自分がどんな罪に溺れていたか、また罪の赦しを受けて心が雪のように白くなったとき、どんな心境だったかをありのまま話し た。自分が不良に生きていたことや、今アフリカにいる家族たちの話をするときは、特別な話ではないけど、彼らの心がすべて見えて私の心が溶け落ちた。『私があのように説教しようと苦労したのに…私は説教をするとき、心の世界を話そうと努力してきたが…』 私はそのように説教しようとしたが、自分がする説教は、何か人為的なようで、彼らがする話では、彼らの心をそのまま読むことができた。私の心も彼らとすぐにひとつになった。彼らの心がイエスの心で満たされていたことを知ることができた。私はとても幸せだった半面、恥ずかしかった。

隔離されたまま教育を受けていたが、彼らは人間ではないようだった

西アフリカから来た牧会者たちは、コロナ19感染をふさぐために 隔離された状況で教育を受けている。コロナによる規制が解除されて飛行機が再び運航され、西アフリカに帰ろうとしたら、まだ2~3ヶ 月はもっとかかる。彼らの故郷には世話をしなければならない子供をはじめ家族がいて、やるべきことも多くある。ところが、寒い冬に来て、もう春が深まった4月末になったが、いまだにここで隔離されたまま教育を受けている。ソウル市内の見物もできない。ただ1~2回車 に乗ったまま、ソウル市内を回ってみてきたのがすべてだ。ところが、私から見て、彼らはもうこれ以上人間ではなさそうだ。あまりにも人間的な話を、笑いながら気兼ねなくするのにもかかわらず。

私たちの心にイエスの心を入れようとする神

聖書を見ると、神がイスラエルの民を愛され、エジプトの奴隷になっ た状態で救い出した。エジプトで奴隷生活はあまりにも辛かった。しっくいをこね、れんがを作ることは本当に苦しかった。何よりも辛かっ たのは、息子を産んだら、ナイル川に捨てることだった。多くの女たちが、自分が産んだ息子を奪われ、その息子がナイル川に投げられたとき、ほとんど狂いそうだった。彼らがその苦しみから神の恵みで抜けられ、乳と蜜が流れるカナンに向かって行った。その旅程中に神が律 法、十戒を与えた。

神の行うことであるため、女は神に言うまでもなく感謝した。 自分のような、信仰のない人に、 神の働きはあまりにも感謝だった。夢のようだった。

律法を受けたイスラエルの民たちは、みな律法を良く守ろうとした。しかし、全部犯した。神はイスラエルの民たちに呪いを与えるしかなかった。石に書かれ た法、十戒を、イスラエルの民たちは肉体の欲望のために、すべて破ったためだ。 神は新しい法を作ろうと思った。この新しい法は、イスラエルの民の心に記録ると言われた。すなわち、イエスの心にある法を、彼らの心に置き、彼らの心をイエスの心と同様にするという御言葉である。

私は西アフリカ牧会者たちにこの部分を話した。神の御言葉どおりにイエス がどのように私たちの罪を赦され、またどのようにイエスを私たちの心に受け入 れるべきかを説明した。

へブル書10章16節に「それらの日の後、わたしが、彼らと結ぼうとしている 契約は、これであると、主は言われる。わたしは、わたしの律法を彼らの心に置き、 彼らの思いに書きつける。またこう言われます。」と記録してある。すべての人の心に欲望や自分を思う心が満ちているが、その心を捨ててイエスの心を入れてあげることが神のみこころであった。

多くの人が罪によって苦痛を受けている。自分の欲のために苦しみを受けながら、罪を犯して苦しむ。そんな人々に、神がイエスの心を与えれば、イエスの心が私たちのうちに入り、私たちをイエスのように新しい人に変える。

私がそうだったように、彼らもイエスの御言葉を受け入れた

私は罪をたくさん犯し、そのように生きることが辛くて罪から逃れようとしてもがいた。そのように過ごしていたある日、私は驚いた。聖書は、イエスが十字 架で流した血によって私の罪が全部洗われ、私たちが永遠に全うされたと言われていた。(へブル10:14)自分の思いでは、確かに罪人なのに、神の御言葉で は、私の罪が取り除かれたと言われた。自分の罪と不法とを神が思い出すことはしないと言われた。私の思いでは、自分が罪人であるが、聖書ではイエスの血によって自分が永遠に全うされた。

そうだ、イエスが十字架に付けられたことにより、私が全うされた。そして神 は私の罪を思い出すことはしないと言われた。私は自分の考えを捨てて神の 御言葉を信じた。以前は自分が罪人だと思ったが、神が私を義とみなされたら、私は義人に間違いない。私がそうだったように、アフリカから来た牧会者たちも、自分の考えを捨てて、イエスの御言葉を受け入れた。彼らがしばらくの後、 自分たちの故郷に帰れば、彼らの周囲にいる人々の心を、間違いなく変化させることに、十分な神のしもべになることを確実に信じる。アフリカは、彼らの心 を受けて新しいアフリカになると思う。

彼らの口から出る話を聞いて彼らの目つきを見る私の心の深い所で、神に感謝する心と恥ずかしい心が重なり、私も彼らのように純粋で、尊い心で説教をしたいと思う。そして、彼らを指導した韓国の牧師たちにも尊敬を送りたい。

教育を受ける牧会者たちは、子供やまた問題のあるアフリカに再び帰る。もう彼らは、新しいアフリカを造るために夢を見ている。コロナが終わり、飛行機が 飛べば、彼らは自分たちの国へ帰り、アフリカは彼らの心を受けて新しいアフリ カになるでしょう。
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