グッドニュース誌（日本語）
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。
「今月の説教」望みのない船の中にパウロがいて
投稿者
goodnews2
投稿日
2022-01-25 12:32
閲覧数
321
暴風の中でパウロによって全員が助かることになるので
使徒パウロが囚人として船に乗ってローマに向かっていた。船には船を指揮する百人隊長と兵士、船主、船員たち、囚人であるパウロとほかの囚人たちもいた。その多くの人々の中でパウロは最も身分の低い囚人だったが、神が彼とともにおられて船の中にいた276人が暴風の中で誰も死なず、パウロによって助かる話が使徒の働き27章に出る。
「太陽も星も見えない日が幾日も続き、激しい暴風が吹きまくるので、私たちが助かる最後の望みも今や絶たれようとしていた。だれも長いこと食事をとらなかったが、そのときパウロが彼らの中に立って、こう言った。皆さん。あなたがたは私の忠告を聞き入れて、クレテを出帆しなかったら、こんな危害や損失をこうむらなくて済んだのです。しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです。昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、こう言いました。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。」（使27:20~25）
救われたすべての人が死んでしまい、誰が福音を証することができるのか。それは不可能なことだ。
他の人々は救われた私たちを何でもないように思うかもしれないが、私たちもそんなふうに考えてはいけない。激しい暴風の中で助かる望みが全くないとき、パウロによって全ての人が助かることになるからだ。私は低い人に過ぎない.。しかし、神の人だ。 私が死んだら, 私たちが死んだら誰が福音を伝えるか心配だ。
サタンにだまされるとイスカリオテユダのように行う
わが宣教会の中には多くの人が、恵みによって自分を救いに導いた教会を離れ、教会に逆らっている。誰がそのようにさせるか。その人が行なうことではなくサタンにだまされてそのようにしている。サタンはイエスを十字架に付けようとして誰を使ったか。イエスが選んだ十二人の弟子の一人であるイスカリオテユダを通してイエスを売り、十字架に付けて死なせた。
今も教会の中にいる兄弟姉妹たちがサタンにだまされると、イスカリオテユダのように教会に逆らってイエスの名を汚すことになる。そのようなことがどの時代にもあった。今日もサタンにだまされて教会に敵対しながらも、自分が正しいと主張する人たちが誰でもなりうる。主の御心ではないサタンにだまされ引きずられるとそのようになる。
それとは反対に、パウロのように一番身分の低い囚人であるが、神の恵みを受けて船にいた276人をすべて救って幸せにする人生がある。イスカリオテユダのように昨日主の弟子が今日イエスを売るかと思えば、ペテロのように昨日主を知らないと言ったが、今日主のために働く人になる。
私は1962年、イエスに出会って罪の赦しを受けて救われた。それから60年余りが過ぎサタンはその間、私に主を捨てて自分の肉の欲望に従って行けとどれほどだましたか分からない。私がサタンに誘われずに福音の仕事をしたのは、私がそうしたり、知恵があったからではない。実にイエスの恵みだ。サタンはよく私を倒そうとしたが、その度に聖書の御言葉が、主の恵みが私を導いてくださった。
神は今もご自身の子らを通して休まず働いておられる
数日前、わが教会に通っているジョン・シンエ姉妹が息子と一緒に私を訪ねて来た。
私は二人を見てびっくりした。姉妹の息子が立派な青年となり、独りで育てた母に仕えていた。姉妹もとても元気で、喜んでいた。姉妹は過去に胸を痛める辛いことがたくさんあったが、教会へ来て救われてからすべてが変わった。 とても有り難い。
昔、私がキムチョンで過ごしていたとき、住む家がなくて家のために祈った時、いい建物に住まわせてくれたカン長老がいた。50年余りが過ぎた今、長老も奥さんもこの世の人ではない。すでにこの世を去った。ところが神の恵みで長老の娘とつながり、先日グッドニュースインチョン教会を訪れてグラシアス合唱団のクリスマスカンタータ映画を見て、イ・ヒョンモック牧師から福音を聞いて罪の赦しを受けて喜んだという。
イエスは昇天されましたが、神は今もご自身の子らを通して休まずに働いておられる。ところがある人は神の働きに使われ、ある人は救われてもイスカリオテユダのようにサタンに使われている。
2022年を迎え、イエスが働いたように多くの実を結ぶことを願いながら
サタンはあまりにもずるがしこくて私たちをだまし続ける。私たちが主を信じ、主の御言葉に従えばそのサタンに勝つことができる。2022年を迎え、救われた私たちは皆イエスの恵みによって福音の働きに使われ、実を結ぶ人になることを願う。誰もサタンにだまされないように願う。私たちが小さなイエスとなり、私たちの体はイエスの道具となり、イエスが働かれたように多くの実を結び、人々を救い出すことを願う。
私たちにはいつもサタンの働きがあり、主の恵みもある。私たちが主から遠ざかりサタンの声に従えば、誰もがサタンにだまされてサタンの計画に溺れる。重要なのは、サタンの知恵はイエスの知恵に及ばず、サタンの能力はイエスの能力に及ばないということだ。そのため、私たちはどんな問題があってもイエスに頼れば、私たちはイエスによって十分に勝利することができる。また、その実を結ぶことで栄光ある人生を送ることができる。
イエスがサタンより知恵があり、能力があってもサタンにだまされると、私もサタンに従うしかない、するとサタンの奴隷になってしまう。パウロもペテロも試みに落ち、イエスも試みを受けたがイエスはサタンに勝った。しかし私たちがサタンにだまされてサタンの味方になるとイスカリオテユダのように、アナニヤとサッピラのように堕落する。逆にどんな苦しみに会ってもイエスを見上げて頼れば、イエスの強力な力がサタンに勝ち、勝利する。
多くの人がサタンにだまされてサタンの味方になっている。ペテロが牢に入れられても主が救い出し、パウロとシラスが牢に入れられたときにも主によって出られた。すべての問題は、私たちが主を見るかサタンを見るかにかかっている。どんな難しい状況でも私たちが主だけを見上げると主が救い出してくれる。反対に主を頼らずに自ら諦める時主は働けない。
サタンは私たちを怖がらせ、あきらめさせるが、私たちが主だけを見上げると主が私たちを十分に助け救い出す。使徒パウロが乗ったローマ行きの船は14日間暴風にもまれた。しかし、その中にイエスを頼るパウロがいてすべての人が暴風から救われた。私たちも辛いとき主を見上げれば主が守り勝利をもたらす。
合計 150
