グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「今月の説教」心を変えた4人のツァラアトに冒された人と若い娘

投稿者
goodnews2
投稿日
2021-11-27 21:00
閲覧数
142


さあ今、アラムの陣営に入り込もう

聖書には人の心を変える話が多くある。列王記第二7章に、4人のツァラアトに冒された人が、町の門の入口にいた。彼らはツァラアト渓谷で暮らしながら家族が持って来る食べ物で過ごしていた。ところが、いつからか誰も食べ物を持って来なくなった。待ちながらすごく空腹になりツァラアト渓谷から出て家族たちがいる町に一歩一歩と近寄った。町の中に入ることはできず、町の門の入口で誰かが食べ物をくれることを望んだが、くれる人は誰もいなかった。
ある日4人のツァラアトに冒された人は互いに言った。
「私たちはどうして死ぬまでここにすわっていなければならないのだろうか。たとい、私たちが町に入ろうと言っても、町はききんなので、私たちはそこで死ななければならない。ここにすわっていても死んでしまう。さあ今、アラムの陣営に入り込もう。もし彼らが私たちを生かしておいてくれるなら、私たちは生きのびられる。もし殺すなら、そのときは死ぬまでのことだ。」
彼らは夕暮れになって立ち上がり、アラムの陣営に向かって歩いた。ツァラアトに冒された人たちは心を変えたために神が働いた。彼らがアラムの陣営に近づいたときには暗くて周囲がよく見えなかったが、アラムの陣営にいた人たちはものすごい馬のひづめの音や戦車の響きがどこからか聞こえてきたので、アラムの兵士たちがその音を聞いて恐れているとき誰かが叫んだ。
「これは間違いなくイスラエル王がヘテ人の王たち、エジプトの王たちを雇って、われわれを攻めるようにしたので大軍が襲ってくるのだ。」
アラム人たちはそれを聞いて気が動転し馬に乗る暇もなく、すべてを置き去りにして逃げ去ってしまった。
ツァラアトに冒された人たちがアラムの陣営に行ってみるとすべてがそのままの状態で、兵士たちは1人もいなかった。彼らが1つの天幕に入って食べ物を見つけたとき目を疑うほどだった。夢中で食べ物を食べて天幕の中から銀や金や衣服を持ち出してそれを隠した。その後彼らは話し合って言った。「私たちのしていることは正しくない。きょうは、良い知らせの日なのに、私たちはためらっている。もし明け方まで待っていたら、私たちは罰を受けるだろう。さあ、行って、王の家に知らせよう。」
彼らが町に戻って行きその事実を伝え、町の人々がアラムの陣営を略奪して上等の小麦粉1セアが1シェケルで、大麦2セアが1シェケルで売られた。
人が心を変えるということがどんなに重要なのか分からない。固定観念を持っているとそこに必要なものだけを探すので、 他の世界を見ることが出来なくなり、心を変えれば他の世界へいくらでも行くことができるからだ。聖書はこのように心を悔い改める時起きる変化について話している。


神が私を捕虜として 導き成し遂げられるようにしておいたのだ
列王記第二5章では、ナアマン将軍と彼の妻に仕えていた若い娘の話が出る。その若い娘はイスラエルから捕虜として捕らえられてきた女の子だった。イスラエルとアラムの間に戦争が起こり、戦争中にアラムの将軍ナアマンがイスラエルの娘を捕らえてアラムに連れて来た。
「この手を放してください。放してください。」
「黙れ!」
娘を連れて来てナアマン将軍の妻の奴隷となった。イスラエルに暮らしていた若い娘は捕虜になり一夜で敵の国の奴隷となってしまった。一生奴隷として生きると思ったら、故郷が懐かしくて、家族にとても会いたくなり言葉に表せなかった。しかもナアマン将軍はツァラアトに冒されているため、若い娘の心は一層苦しくなった。
若い娘が暗い心で過ごしているとある日、自分を暗闇に追い込んだ思いから違う方向に心を改めた。『うちの将軍はツァラアトに冒された人だが、サマリヤにいる預言者のところに行けばその病気はきっと直るのに…。』若い娘の心にこのような思いがした。
『そうだ!将軍様がサマリヤにいる預言者のところに行ってツァラアトが治ればこの家はきっと明るくなるだろう。悩みが消えて将軍様は喜ぶだろう。イスラエルとアラムの仲が良くなりそう。神が私を捕虜として捕らえられるように望んでいたんだな。』 
そのときから若い娘に喜びと希望がこみあげてきた。それを真っ先に感じたのは、ナアマン将軍の妻だった。
「あなたは、最近かなり変わったみたい。」
「はい奥様、私、だいぶ変わりました。」
「なにかあったの?」
「奥様が知ったら本当にびっくりしますよ。」
「どうしたの?」
「話しましょう。将軍様がツァラアトに冒されていますね。」
「それで?」
「その病気は直ります。」
「本当に? 冗談をいわないで。今まで有能な医者に会ったが、誰も直せなかった。」
「サマリヤにいる預言者エリシャは違います。その方は神の人です。死んだ人も生き返らせました。」
「本当?」
人の心が変わるのが不思議だ。若い娘は捕虜として捕まって苦しんでいた。
『ここから逃げることもできず、私はいつ奴隷から解放されるの?父と母は元気だろうか。私がここに捕まってきたのを知っているのかな。いつか故郷に戻って家族に会えることが出来るだろうか。何も望みがない状況でこのように生きるということがとてもつらい。またこの家で過ごしながら私もツァラアトに冒されたらどうしよう。』
すべてが絶望的だった。ところが他の心の扉を開くとすべてが変わった。
『ああ、神が将軍のツァラアトを直すために私をここに送ってくださったのだ。将軍が直ればこの家がどんなに幸せになることだろうか。それから将軍がイスラエルに感謝するだろう。そうすれば戦争が起こることはなさそうだ。そのために私が捕虜として連れてこられたんだ。』

若い娘の心がナアマンの家に流れて
悪霊は私たちの心を絶望的なほうへ、恐れのほうへ、気がかりなほうへと導きイエスが私たちに与えた祝福をそれらの心で全部覆い隠す。ところが私たちが神の心を一度受け入れたらどんな状況でも全く別人になり得る。
若い娘の心が変わると、『将軍様がサマリヤにいる預言者エリシャに会いツァラアトが直ればこの家が平和になるだろうな。』と彼女の心は既に安らかだった。『将軍様が直ったらこの家が幸せになる。私も嬉しい。』
若い娘に起きたその心が若い娘の心だけにあるのではなく、ナアマン将軍の妻に流れた。
「余計なことを言わないで。わが国には医者がどれほど多いか知っている?その多くの医者は直すと言ったが誰も直せなかった。」
「奥様、そうではありません。預言者エリシャは神の人です。イスラエルの人々みんなが尊敬するその方は死んだ人も蘇らせました。普通の人とは違います。」
不思議なことに、若い娘の話を聞けば聞くほどナアマン将軍の妻の心は、『そうだ、救うために神がこの子を送ってくださったのだ。うちの将軍のツァラアトが直るかも。』という心が生じた。その家に変化が起こり始めたのだ。その後ナアマン将軍の妻は若い娘を近くに呼び度々預言者エリシャのことを聞いた。ある日ナアマン将軍が仕事を終え帰宅し夕食をする時、妻が口を開いた。
「あなた、私はサマリヤから連れて来た若い娘から話を聞きました。」
「何の話?」
「サマリヤに行けばエリシャという預言者がいるそうです。」
「エリシャ?私もその名を何度か聞いた。人々は問題があるとエリシャに話をする。その人が、神の人だって」
「そうですか。あなたはエリシャを知ってますか」
「知ってはいないが、噂はたくさん聞いた。」
「その方があなたの病を直すことができるそうです。」
「何だって?誰が言ったの?」
「うちに捕らえられてきたあの子よ。」
「そうなの?あの子を呼んでくれ。」
悲しみ、苦しみ、絶望に溺れて故郷をしのんで涙ぐんでいる若い娘の心が変わり、ナアマン将軍の妻に希望を話し、妻は、最初はあり得ないと思ったが、若い娘の言った話が心に次第に広がり、ナアマン将軍の心に流れていった。ナアマン将軍も心が変わって若い娘と同じ心を持った。
「私が預言者エリシャの話を良く耳にするが、人々はその方を神の人だと呼ぶ。その方なら私の病を直せるかも知らない。」
「あなた、そうなると嬉しいですね。」
「そうよ、アラム王様に話をして預言者エリシャのところに行こう。」
ナアマン将軍がアラム王に自分の心を話すと、王が喜びイスラエル王に宛てた手紙を書いてくれた。ナアマン将軍がその手紙を持ちイスラエルに向かい預言者エリシャと会った大変なことも途中あったが、ナアマン将軍のツァラアトが直って帰って来た。
それでアラムの軍隊長官ナアマンは神を信じる人になった。彼の妻も神を信じた。ナアマン将軍の家でその夫婦と若い娘と3人が聖書を読み、一緒に祈りをする姿を描いてみるとどんなに嬉しいでしょうか。ナアマン将軍は部隊の部下たちを集めて神の話をしていることが聞けたらこの上なく幸せそうなことだ。

絶望に溺れている人々、そして彼らが明るく変わっていく話
私たちに襲ってくる困難なことが、私たちの心を悲しみと苦しみの方へ導く。そのとき神の心と神の御言葉は私たちを恵みの中へ、祝福された所へ導く。私たちの心が神の御言葉に導かれると、どんな苦しみや絶望の中にいた人でも信仰が生じ、心に平安が訪れ、その後祝福が臨む。このようなことを思えば思うほどありがたいです。聖書は絶望の中にいる人たちのことを話し、彼らがどうやって明るく変わっていくのかを話している。聖書を読む人の心は絶望の中にとどまってはいられない。聖書の御言葉に導かれるうちに神の心に出会い、神の愛を知る。そして神の恵みを受け、祝福される尊い神の人となる。

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