グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「宝と土器」御翼の陰に、身を避けたいのです

投稿者
goodnews2
投稿日
2021-03-13 20:04
閲覧数
399

真面目に働いた両親のおかげで、私は2男2女の末っ子として不自由なく暮らした。母は篤い仏教信者だった。月に1、2度は必ずお寺に行き、家族の誰かが病気になれば百日祈祷、千日祈祷をした。私も自然に約50年間、仏教信者として暮らした。

 

二度の山場
私の人生に2度の節目があった。1つ目は1998年のIMFで、家庭全体が経済的に大きな困難に直面したことだ。私は両親からもらった財産で事業をし、不渡りになって全てを失い、兄と姉たちもみな苦境に立たされ、結局、長女は巫女の道を歩んだ。私は「いつでも出直せる」という信念を持って流通業に足を踏み入れ、3年後に再起することができた。不足なくお金を稼ぎ、事業を拡大した。経済的には豊かだったが、仕事に没頭したため家庭を疎かにし、些細なことで争って妻と離婚し、子どもたちと離れて暮らす痛みを経験しなければならなかった。
2度目の危機は3年前に訪れた。2018年後半から事業が非常に難しかった。「私は何でもでき、失敗せず、だるまのように立ち上がる人だと信じて生きてきたし、30年あまりをそのように生きて来た、自分も知らないうちにずいぶん傲慢になった。だれの言うことも聞かない人になった。周りの話を聞かずに無理に投資をし、契約書1枚を書き間違ったため連鎖的に事業が崩壊した。「僕を信じていた人たちが、被害を受けちゃダメなのに···」 「自分の名を汚してはいけないのに…」借金の督促に苦しみ、借金を返すためにまた借金をする悪循環が続いた。

 

「死んだほうがいい。 死ぬ。死んだら楽だ。」
ある日から人に対するトラウマができた。お寺に行って夜明けのお祈りをすると「今日も人に会いに行こう」と出かけるが、人の前に立つと話せなかった。毎朝覚悟しても無駄だった。到底働けなかった。1ヵ月、2ヵ月、借金が増え、借金を返せと督促の電話が殺到し、人々が事務室や自宅を訪ねてきた。弱り目に祟り目のように同業者は自分が投資したものを返せと言った。私にはとても適わない状況だった。
死にたくなってきた。
「死んだ方がいい。 死ぬ。死んだら楽だ。」
それでいて「違う」という思いがした。
2019年春、お金を稼がなければならないので仕事に出かけ、仕事がうまくいって契約を締結してマチャン大橋を運転しているとき、電話が来た。また債務者からの電話だった。再び「死ね」という声が聞こえた。
「このように生きるなら死のう。死んだほうが楽だよ。」
握っていた車のハンドルを放し、目を閉じてしまった。事故が起きて私が死んでいなければならないのに、時間が経っても何も起こらなかった。
「これは一体どういうことだ?」
目を開けると、車はそのまま料金所の前を走っていた。ちゃんと料金を払って家に帰った。その後も「死ね。 「死んだほうが楽だ」という声が何度も聞こえた。二人の娘に養育費も送れず8~9ヶ月が過ぎた。「私が死んだら、新しいお父さんと一緒に暮らせるのに···」早朝にお寺に行って祈ったら、「違うよ。立ち直れる。私はできる」とやっと心を決めた。

 

最も恐れていた瞬間にあの方を思い出した
その日も仕事を終え、食堂で夕食を食べている途中、債務者からの電話を受けた。その時、おばさんに焼酎を1本ほしいと言った。私は普段お酒をまったく飲まないが、その日焼酎を一本飲み干してから車を運転した。
「私は死ななければならない。死のう。死のう。」
お酒に酔って車を乗り回した。1時間ほど過ぎて街路樹に衝突して車が止まった。気絶して目を覚ますと、明るい光の中である方が冠りをかぶって泣いていた。
「あの方は誰だ?」私の車には仏像だけがあり仏だと思ったが、幼い頃に見た十字架にかけられたイエスの姿だった。本当に驚いた。怖くて怖かった。8~9年前に知り合ったイ・グンソンさんに電話をした。彼は私によくパク・オクス牧師の説教とグラシアス合唱団の賛美と聖書セミナーの知らせをSNSで送ってくれた方だった。私は興味がなかったので、その方が送ってくれる御言葉をちゃんと読んだことがなかった。ところが、一番怖かったその瞬間に、あの方を思い出した。
イ・グンソンさんに状況を話したところ、グッドニュース・マサン教会の位置を教えて教会を訪れて牧師に会うようにと言った。
 『はい。行きます。』
 「今まで仏様を信じてきたが、私の問題は解決できない。そこに行ってみよう。」

 



『もうその重い荷物を下ろしてください』
翌2019年10月18日、教会を訪れ行ってみたらグッドニュース・マサン教会は、出勤途中にある教会だった。牧師に会いたいと言うと、キム·ジョンホ牧師に会わせてくれた。牧師にあいさつし、プサンのイ・グンソンさんの紹介で来たと述べ、私の心情を話した。牧師は話を聞くと、私の手を握っておっしゃった。
『もうその重い荷物を下ろしてください。今までとても重い荷物を背負っていましたね。イエス様は『すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。』(マタイ11:28)と言いました。キム・ドンミンさんが責任を負うことはありません。『イエス様は、キム・ドンミンさんの罪と重荷をすべて解決してくださいました。』
牧師の話を聞くと涙があふれた。生まれて初めてたくさん泣いた。
続いて牧師はローマ書3章とヘブル書10章の話をしてくださった。
『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。』(ローマ人への手紙3:23~24)
『このみこころに従って、イエス・キリストのからだが、ただ一度だけささげられたことにより、私たちは聖なるものとされているのです。』(へブル10:10)
『わたしは、もはや決して彼らの罪と不法とを思い出すことはしない。』(へブル10:17)
世の中のあらゆる罪を犯して地獄に行くしかない私に神はローマ人への手紙24節の御言葉をくださった。私の行いと全然関係なく神の恵みで義と認められ、神と心を合わせた者となった。初めて聞いた聖書の御言葉が私の心にそのまま入ってきて信じられた。心がとても平安だった。苦痛の中で生きてきて初めて感じる安らかさだった。

 

私の主人であるイエス様に聞いてお前に話してあげる
私が教会に到着した時、案内してくださった方が牧師との相談が終わるその時まで待っていた。キム牧師はその方に私を頼んだ。リュ・スファン執事がその時から私を集会に連れて行ってくれた。ちょうどパク・オクス牧師がソウルで聖書セミナーの講演をしていた。ソウルまで行かなくてもYouTubeでずっと話を聞いた。私は福音を聞いて疑問が1つあった。「イエスは私が犯した過去の罪は洗い流してくれたが、これから犯す罪はどうするの?姦淫の現場で捕まった女にイエスはあなたを罪に定めないと言ったが、女がまた姦淫したらどうなるの?」
聖書セミナーの御言葉をずっと聞いているうちに、御言葉が聞こえて疑問が解けた。「イエスは永遠の償いを果たした。過去だけでなく、今後犯す罪まで、すべての罪が永遠に償われた。」
『また、やぎと子牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられたのです。』(へブル9:12)
パク・オクス牧師に会いたかったが、ソウルに続きプサンでも聖書セミナーがあるのでリュ執事が一緒に行こうと誘ってくれた。
プサンに行く日、私は用事があってリュ執事と別々に出発した。
ところが、仕事を終え、マチャン大橋を通り過ぎる時、またサタンの声が聞こえた。
「お前は罪の赦しを受けているけど、状況が一つもよくなってない。何ヶ月も子供たちの養育費も払わずにいるのに君だけよければいいの?また債務者たちからの電話があるんじゃないの?」
とても怖かった。キム・ジョンホ牧師にすぐに電話した。
『キム・ジョンホ牧師、このような声が聞こえますが、どうすればいいのかわかりません。怖いです。怖いです。』
牧師は早くプサンに来るようにとおっしゃった。聖書セミナー開始前に時間があるから会おうとおっしゃった。
私は車でまっすぐ釜山BEXCO会場に向かった。キム・ジョンホ牧師が待っていた。
『兄弟、救われたら兄弟の主人がイエス様なのに、どうしてサタンの声をお聞きになるんですか。サタンの声が聞こえたら、簡単に解決してください。』
『どうすればいいんですか?』
『私がする通りに真似してみてください。「私の主人はイエス·キリストだよ。私の主人であるイエス様に聞いてお前に話してあげる」と言ってください。』
『はい。わかりました。では、そのようにします。』
「方法はとても単純なんだ。そう、私の主人はイエスだ。死ぬこともイエスに聞いて死ななければならない。神のしもべの話は神の話だ。」
50年間仏様を主人と信じていたが、私の主人が神に変わった事実を知った瞬間だった。
プサン聖書セミナーの御言葉を聞いてとても感謝してうれしくて口笛が自然と出てきた。イ・グンソンさんとも会って抱き合って、この喜びを分かち合った。

 

そのたびに私は聖書を開き、祈った
救われて初めて聖書を読み始めた。日曜礼拝、水曜礼拝、壮年会の集い、区域礼拝にも参加した。 仕事より御言葉を聞く方が好きだった。お祈りもたくさんした。怖くなる度に1日に8回も10回も祈った。 神が私の祈りを聞いてくださると言っていたので、私は祈ればよかった。
『祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。』(マルコ11:24)
『イエスは彼女に言われた。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」』(ヨハネ11:40)
2020年にはこの2つの御言葉を信じて祈り続けた。経済的な問題、人間関係の問題、訴訟に関する問題、この3つについてたくさん祈って神は私の祈りに応えてくださった。本当に感謝した。
お金のために敵対関係にあった人々の心が戻った。「待ってくれる。何の問題もない。いつでも復帰すればいい。」と励まして、むしろ私にお金と食べ物を持ってきてくれた。
ある瞬間から人々が怖くなくなった。人に会えば私が救われた証をした。
『私は、仏教を信じていた。ところが、今回改宗した』と証をして、ある方が私の顔がとても良くなったとどうしたのか聞いたので、神を信じているからと証をした。事業が倒産して自殺しようとしたこと,知り合いによって教会に行き御言葉を聞いて信じた時から食べることができて、お金もできて、問題も解決した」と話す。訴訟に関連した問題も裁判所に2件あったのが全部解決された。
救われた後、1日に12回心が揺れた。私の目から見れば苦しい状況ばかりで怖かったからだ。その度に私は聖書を開き、祈った。運転する時はイヤホンをして1時間10分ぐらいのパク・オクス牧師の御言葉を聞きながら目的地へ向かった。御言葉を聞いて御言葉を読んだらサタンの声が聞こえず,自分が計算せず,自分の経験が見えなかった。私は私の考えが上がる度に神に避けた。
『私は、あなたの幕屋に、いつまでも住み、御翼の陰に、身を避けたいのです。セラ』(詩編61:4)
私は計算が早くて自分の知恵が多い人だが、神は神様、御自身一人が私の知恵になるようになさった。

 

だれの言うことも聞かなかった私にメンターができた
2019年に初めて日曜礼拝に出席するため教会に行った親たちが子供たちと一緒に笑いながら教会に来る姿が私にはとても特別に見えた。「なんであんなに平和なんだろう?神を信じる人々の家は皆あんなに平和なようだ」しばらくして『主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます』(使徒の働き16:31)御言葉が心に入ってから子どもに対する心配が消えた。子どもたちはまだ救われていないが、私が育てる時よりもよく育っており、神が子どもたちを守ってくれることに感謝している。子どもたちも神を信じて救われることを祈っている。

「数ヵ月前には、神が私に重要なことをまた教えてくださった。2020年にはコロナウイルスがひどくて教会に行けない時が多かった。画像アプリ「zoom」で全ての礼拝をし、このような思いがした。「お前は救われて信仰もあるから教会に行かなくていい。仕事も忙しいので礼拝に参加しなくてもいい。」
通勤途中、よく通っていた教会に2ヵ月間行っていなかった。
 ある日、説教を聞くと、牧師が教会の中に信仰で生きる人とサタンの声を聞いて情欲で生きる人について話し、サタンの声を聞く人は巧妙に自分を高めるとお話してくれた。振り返ってみると、救われて教会の導きをうけているから、信仰があるという思いに騙され、自分を高めて生きてきたという気がした。牧師のところを訪ねて私の心を話した。牧師は福音を最初から伝え直した。私は罪を犯しただけで、私が義を得たのは、イエスのゆえであることが分かった。「パク牧師が60年間、1年12ヵ月福音をおっしゃる理由があるんだな。」『ミミズのような人生』を生きていて、御言葉一つを信じただけなのに、私の人生は完全に変わった。仕事にはまっていた私に福音が1位になり、誰の言葉も聞かなかった私にメンターができた。「私の人生に大きな恵みを与えてくれた神に感謝する。

合計 150
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