グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「今月の説教」放蕩息子が父のもとに行った。

投稿者
goodnews2
投稿日
2021-05-14 00:58
閲覧数
369

どれほど遠い道か分からないが、放蕩息子は父の家に帰らねばならなかった。
父の家に帰る前に、放蕩息子は自分自身を発見した。『父のところには、パンのあり余っている雇い人が大ぜいいるではないか。それなのに、私はここで、飢え死にしそうだ』
間違いなく父の家には食料が有り余って、よく食べて豊かに暮らせるけど、放蕩息子はなぜ豚小屋で飢えていたのか。理由は簡単だ。自分が犯した過ちのせいで父の前に立つのが負担になるからだ。その負担に耐えられなければ、彼は豚小屋で飢えて死ななければならない。
このような負担はサタンが与える。放蕩息子が本当に父の家に帰りたいけれど、自分の過ちを思うと父の前に立つのがあまりにも負担になる。放蕩息子がお金を使い果たし、遊女の家から追い出された時、すぐに父の家に戻ったらどんなによかったことか。しかし、負担のため、そうすることができなかった。

負担な道を進んだ人々
人は誰でも負担を避けたがる。盲人がイエスに会った。イエスは、彼の目に泥を塗って言われた。『行って、シロアムの池で洗いなさい』シロアムに行くことが盲人にはとても負担だ。道も分からないし、前が見えないから危険でもある。特に池に行って洗うのは盲人にとっては恐ろしすぎる。シロアムの池に行って足を踏み外して溺れたりしたら、またどっちに行けば良いか区別できないため、誰かに助けてもらわないと危険な状況に陥ることもある。しかし、盲人はシロアムの池に行った。
中風の人がかつがれてイエスの元にやって来たその人たちは、イエスのおられる家の屋根をはがし、穴をあけて、中風の人の寝床をつり降ろした。彼らが中風の人を寝かせたままその寝床をイエスがおられる所に連れて行ったが、その家には大ぜいの人がいて入ることができなかった。そのとき彼らは思った。『大変だけど、友だちがイエスの前に行けば治る。』という信仰が屋根をはがし、穴をあけて、友だちを寝かしたままその寝床をイエスの前につり降ろすようにした。
このように負担の向こうには本当に良いものがあるが、サタンは私たちの心から感じる負担を利用して祝福の道をすべて妨げる。使徒パウロが縛られた囚人の身でローマに行くのはとても負担なことだった。しかし、そのことによって数多くのローマの市民たちが救われた。そしてローマを通して全世界に福音が広がった。

クマイチゴがある場所に蛇もいるって、お姉さんは言うけど
信仰生活をする上で、サタンは常に負担を与えて私たちが神の御心に従わないようにする。
「クマイチゴがある場所に蛇もいるって、お姉さんは言うけど私は騙されない。」という歌詞の童謡がある。お姉さんがクマイチゴを取りに行くとき妹を連れて行くのを嫌がる。山が険しくて危険だからである。妹と一緒に行くと、時には妹をおんぶして山道を降りる場合もある。それでお姉さんは妹にクマイチゴがある所に蛇もいると言う。そうしてこそ妹が蛇を恐れてついて来ないからだ。ところがある日妹が本当のことを知った。「クマイチゴがある場所に蛇もいるって、お姉さんは言うけど私は騙されない。私がついて行くかと思ってお姉さんがそう言ったんだよ。」
サタンは私たちを騙す。私たちが負担なことを嫌がるため、私たちが祝福を受けるために何かをしようとすれば、サタンは常に負担を与えてできないようにする。放蕩息子が父の家に行く道、とても幸いである道だ。だからサタンは常に放蕩息子に言う。
『お前が帰るとお父さんはお前を嫌うだろう、お前を追い出すだろう』
最後に放蕩息子は思う。
『そうだよ、お父さんが私を追い出したら、私が雇い人になればいい。それでもお父さんの家には食料が多い』
二番目の息子がそのように負担を乗り越えたとき、父の家に行くことができた。
いざ行ってみたら、父の愛があまりにも大きかった。二番の息子は思ったでしょう。
『私はどうして早くお父さんの家に帰らず、豚小屋で苦労したのかな。そのとき、豚が食べるものを食べなくてもよかったのに、負担な心がそうさせたのだ』

負担を乗り越えることが、一番大きな山を越えること
聖書に書かれているすべての祝福は負担の後にある。サタンがいつも神の祝福の前に負担を置き、私たちが祝福を受けられないようにする。福音伝道者が負担を乗り越えることが祝福を受けることにあたって一番大きな山を越えることだ。多くの人々がその山を乗り越えられなくて祝福されず、主と遠ざかる。私もアブコトン、チャンパリに初めて行ったときはあまりにも負担だった。しかしその度、奇跡的な神の恵みと祝福を経験することができた。
父は二番目の息子を愛して毎日待っていた。隣で他の息子がそんな父を慰める。「お父さん心配しないでください。あいつは苦労すればすぐ駆けつけて来ます。まだ苦労していないから帰らないでしょう。」それでも父の心は二番目の息子に対して安心できず、今日は帰ってくるからと門の外で待つ。
私は1987年、胃腸の調子が悪くて苦労した。3ヶ月で体重が7キロやせた。ある日、マルコ11章24節を思い出した。
「だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」(マルコ11:24)
この御言葉どおりにすれば痛い胃が治るのはとてもたやすかった。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じればそのとおりになる。ところが、私が胃を治してくださいと祈った後に、治ったと信じれば、キムチも食べて辛い味噌も食べるべきだった。しかし、当時、私の胃は少しでも刺激的な食べ物を食べると下痢をしたため、辛い食べ物を食べるのが大きな負担だった。
私は聖書を信じない自分を見た。『この御言葉どおりに信じれば治る』と思っても、全部治ったと信じてどんな食べ物でも食べるのは負担だった。
しかし信じた。痛いお腹を治してくださいと祈り、受けたと信じた。私のお腹が全部治ったと信じた。それでキムチも食べて辛い食べ物もいっぱい食べた。そのように信じて一日が過ぎた翌日の朝、私のお腹が治った。そのときから今日に至るまで胃腸はとても丈夫だ。

負担を乗り越える過程なしでは、神の働き手にはなれない
負担を乗り越えなければ神の恵みを受けられない。私たちに祝福が多いけど、救われた人々はサタンが与えた負担のため、その道へ進むことを躊躇する。『あとで、あとで』と先延ばしにして主の恵みを受けずに、肉に溺れて信仰生活すらできない哀れな道を進む。
福音伝道者が信仰を持とうとぶつかったら、そのときから神の恵みを経験するようになる。私はアブコトン、チャンパリで、一銭もなしに軍隊で、そしてキムチョンで誰の助けもなく神だけを頼りに進んだ。苦しみがなかったわけではないが、神の恵みを経験しながら信仰が理論ではない祝福に変わり始めた。私は、自分自身の老後のために、将来のために何も準備しなかった。しかし、今も神の恵みで生きがいのある人生を送っている。
負担を避けると、結局信仰から遠ざかり、堕落した人生を迎えるしかない。誰もが自分の知恵を捨てて、神の力を信じて神が働くようにすれば、神の祝福を受ける伝道者になる。しかし負担に勝たなければ栄光の座から離れていく。
福音を伝える伝道者となってから教会を離れて惨めに生きる人が多い。信仰によって負担に勝たなければそのようになる。逆にどんな人でもイエスを信じる信仰によって負担に勝てば、その人はイエスの愛と力を経験しながらイエスと共に歩む力ある働き手として成長する。負担を乗り越える過程なしでは絶対に神の働き手にならない。この過程を信仰によって乗り越えれば、神の御手を経験し、栄光の神と毎日共に働く幸いな尊い働き手になる。

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