グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「宝と土器」きみに、むつぶ、 この日ぞ、うれしき

投稿者
goodnews2
投稿日
2021-08-21 16:58
閲覧数
307


 

 

 

『きみに、むつぶ、
この日ぞ、うれしき』

 

 


私は大韓イエス教長老会の牧師で、「イエス・キリストを信じ、イエスのみこころに従って生きる」と
言って生きてきたが、これまで私は、信仰者ではない宗教者の人生を生きてきた。
今からでも私を導いて救ってくださった神に感謝と栄光を捧げる。
文/チェ・ヒジャ牧師







私が罪を犯すのにどうして義人なの? 

交通事故によって入院していた4月26日にある牧師が来てくれた。キム・ウォンジョ牧師だった。4年前にお祈り会で会ったことがある方だった。どのように知ってきてくれたか気になって聞いてみると、ある兄弟から「行くように」と言われて来たと言った。キム牧師は私に福音のグッドニュースを伝えたいと話し始めた。しかし、私が知っているキム牧師ではなかった。以前は目つきが誰かをひったくるように強かったが、それがすべて消え、空の高さを知らずに高かった心も低くなっていて驚いた。
キム牧師は、「イエスの血潮が私たちの罪をすべて贖い、私たちを義人とさせた」と御言葉を伝え続けた。私は何も言わず、キム牧師の話を聞いた。心の片隅では、「笑わせる。イエスの血潮が私の罪を贖ったが、私はまだ罪人だ。嘘をついても罪、通りすがりの素敵な人を見つめ、あの人は本当に格好いいと思うことも罪、毎日罪を犯して生きているのに、私が義人だと?私が罪を犯すのにどうして義人なの?」と思った。
キム牧師は、「神が私たちを義と認めたことを信じるか」と聞き、私は「信じられない」と言った。

義人はイエスのみだと信じでいた
私は10歳の時から教会に通った。韓国戦争後だったので、本当に貧しく大変な時期だった。アメリカの援助を受けていたときなので教会へ行くと食べ物と着る物があった。父が校長先生で、私の家は食べられないほど貧しくはなかったが、教会に行くと楽しくてダンスをして賛美し、神の話を聞くことが好きだった。大人になっても私は神を熱心に信じて、教会のボランティア、お祈り、伝道など、すべてのことに心から一緒にした。早朝の2時になると人々を起こして教会に連れて行って祈った。伝道部長、地域長、伝道師、牧師として神に仕えた。 聖書の勉強も熱心にした。
しかし、心には罪があった。目を覚ますと、「父なる神様、私は罪人です。私の罪を償えなくて今日もこんなに泣いています。この罪人を赦してください」と祈った。義人はイエス、ただ一人だけで、他は皆罪人だと知り、そう信じて信仰生活をした。

『神様がこうおっしゃったのに、義人ではありませんか?』
しかし、私に義人であることを信じるかと聞かれたが、どうして義人だと言えようか。
キム牧師は翌日もいらして御言葉を伝えてくれた。そして翌日も来られた。毎朝8時半か9時になると、「牧師さん、参りました」と座ってずっと御言葉を伝えてくださった。ほぼ2週間、毎日私を訪ねてきた。
「キム牧師はどうやってこのように変化を受けたのだろう?4~5年前はそうじゃなかったのに···」
私は、キム牧師の変化が新鮮だった。
数日後、キム牧師が他の牧師に会いに行こうとおっしゃった。5月4日、グッドニュース・クァンジュ恩恵教会に行き、キム・キソン牧師に会った。キム・キソン牧師は、私に「世の中を否定的に生きたのか、肯定的に生きたのか」と聞いた。私は肯定的に生きたと思った。どこへ行っても、誰に会っても、私は泣いている人を笑わせる人だと思っていた。そして、キム・キソン牧師は、「肯定的に生きる人は、『私は幸せです。私はとても嬉しいです。私は病が治りました。」という人だとおっしゃった。
しかし、私はそういうふうに生きられなかった。私はすべてを備えて生きていたが、ある日すべてを失ってから毎日死にたい気持ちだった。神を信じてイエスを信じているから天国に行けると思った。しかし、どう死ぬかとたくさん考えた。私は幸せではなかった。
キム・キソン牧師は、話を続け、へブル人への手紙10章17節を話した。
『わたしは、もはや決して彼らの罪と不法とを思い出すことはしない。』(へブル10:17)
『神様がこうおっしゃったのに、義人ではありませんか?』
「今まで私はたくさんの罪を犯したが、父なる神はその罪をすべて贖い、思い出すことはしないと言った。じゃあ、私が義と認められたのが正しい。私は義人だ。ただで義人になった。」
 私は「73歳だから、生きるだけ生きてきたし、もう死ねばいい」と思ったが、神は私にまた命を与えてくれた。その日が5月4日だった。



ローマ人への手紙3章23節と24節の御言葉が私の心に刺さった
その日以降、私はほぼ毎日キム・ウォンジョ牧師夫妻とキム牧師が紹介してくださる牧師たちに会った。クァンジュ地域に救われた一般教会の牧師たちが何人かいらっしゃった。
数日後、グッドニュース・クァンジュ第一教会のイ・ジョンド牧師が私に、「パク・オクス牧師が聖書セミナーをしているので、ソウルに行って参加してみよう」と言った。
「はあ?これは一体どういうこと?」
私は今までパク・オクス牧師を異端だと思っていた。なぜパク・オクス牧師を異端だと言うのか、理由もわからず、教会で異端だと言うから異端だとわかった。「そこは異端なのにそこへどうして行くのですか。いや、聞いてみよう。合っているかどうか聞いてみよう。今は私が義人になったので会ってみよう。」
5月11日、クァンジュ地域に救われたホン・ジョンジャ牧師、キム・ウォンジョ牧師夫妻、そして、グッドニュース・コフン教会のナ・サムス牧師、グッドニュース・クァンジュ第一教会のイ・ジョンド牧師とともに未明、ソウルに出発した。
 ソウル料金所を過ぎ、ヤンジェIC付近に行くと、高速道路の左側にグッドニュース・カンナム教会が見えた。以前はソウルに行くたびに教会を見ると「あぁ、ソウルに着いてすぐに異端の教会がある」と思っていた。しかし、私は、その教会に向かっていた。教会に到着し、パク・オクス牧師に会った。パク・オクス牧師は私たちに御言葉を伝えてくれた。その中で、ローマ人への手紙3章23節と24節の御言葉が私の心に刺さった。
『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。』(ローマ3:23~24)
23節の御言葉は「すべての人が罪を犯し、神の栄誉を受けることができず」とした。私は、一生23節に縛られて生きてきた。私の罪と私の不法のために、「私は罪人だ」と思って生きてきた。24節を見る力さえなかった。しかし、24節に「キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められた」と書かれていた。「ああ、イエスが私の罪をすべて背負われたので私は義と認められた。」本当に感謝した。
 今まで、ローマ人への手紙を何度も読んだが、24節を悟ることができず、罪人だと思っていた。
『きみに、むつぶ、この日ぞ、うれしき』
集いを終えて帰るとき、今までパク・オクス牧師は異端だと思ったことを心から消した。真理を伝えるパク・オクス牧師に気づかなかった過去が申し訳なく恥ずかしかった。




神に委ねると心が自由になって平安になった
少し前、体が痛くて熱が上がり始めて下がらなかったので大きい病院に行って検査した。そして、7月1日に血液ガンの診断を受けた。私は腰が非常に痛く、鍼を打って治療を受けていたが、理由は別のところにあった。
もし私に5月4日がなかったら、今も無意味に生きているだろう。しかし、今はイエスが私と共におられ、私を治し、守っておられるので心配することはない。
キム・キソン牧師がおっしゃった。「チェ牧師、心配しなくてもいいです。心配せずにしばらく休んでください。」外は猛暑と新型コロナウイルスによって大変だが、キム・キソン牧師の言うとおり、私はここでヒーリングしているようだ。困難はあるが、神に任せると心が自由になって平安になった。神が私を愛し、イエスの権勢を私にくださるためにしばらく苦難の時間をくださったと思う。感謝している。
 救われて変わったことの一つは祈りだ。「天地を創造し、私の生死を誓って…」「この罪人を赦してください」と祈っていたのが消えた。私を聖なる者、義と認められた主を思うと「主よ、今日を与えてくださってありがとうございます」と祈っている。


神がくださった一番大きな贈り物
キム・ウォンジョ牧師が私のところを訪れた4月26日から今まで約100日が経過した。その間、神は奇跡を施して私を救い、かつてない喜びを与えてくれた。73年間生きてくる間、どんなに多くの罪を犯してきたことか。私たちの人生で神がくださった一番大きな贈り物は、イエス・キリストが私の罪の代価の代わりに亡くなられ、私を義と認められたことだ。救われてキム・キソン牧師の人生を描いた映画「大ものになる奴」上映集会に5回参加した。傷だらけの人生を送ってきたキム・キソン牧師が義人になって多くの人に「私たちは義と認められた」という事実を教えてくださった。私もこれからは誰に会っても堂々と「救われましたか?」と福音を伝えたい。女性の牧師の集いを開けば100人は集まるだろうから、彼らを集めて福音のパーティーを開きたい。これから韓国の教会が新しく目覚めることを願う。

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