信仰の手引き（日本語）
長血をわずらっている女の信仰を見たイエス
Author
goodnews
Date
2024-07-26 19:02
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1221
長血をわずらっている女は12年間病気を治せず、財産を使い果たしました。しかし、イエスと出会って病気から治り、イエスの御言葉を聞きました。 元気になって家に帰る女の足どりは軽くて喜びに満ちていたでしょう。イエスは今日、私たちにも働き、私たちの問題を解決してあげたいと思っておられます。
長い病気に苦しむ女
マルコによる福音書第5章に12年間長血をわずらっている女が出てきます。長血は女性が血を流し続ける婦人病で、体が衰えていって正常な生活をすることが難しいです。彼女は病気を治すために努力しました。治療上手な医師がいるという噂を聞くと、どこにでも訪れて薬を買って治療を受けてみましたが、効力はありませんでした。結局、病気を治すために財産を使い果たしましたが、それでもよくならず、病気はますます酷くなりました。女はとても苦しくて絶望的でした。今後も自分が健康になるという希望を持つことができませんでした。
イエスの噂を聞いて
そんなある日、女はイエスに関する噂を聞きました。
「聞いた？ イエスが下の村の中風病にかかった人を起こしたって」
「前は盲人の目も治してくれたでしょう」
「やはりイエス様は神の子で間違いない。治せない病気はない」
「もうすぐうちの村にも来るそうだが、またどんな奇跡を起こすか楽しみだね」
イエスの噂を聞いて、女は驚きました。
「イエスに治せない病気がないって？ それなら、私の長血も治せるんじゃない？」
女の心に今までなかった希望が生じました。女はイエスがおられる場所に行きました。ところが、人がどれほど多いか、イエスに自分の病気を治してくださいという声かけすらできない状況でした。
「どうしよう？ イエスに会えない。イエスの服を手で触るだけでも病気が治るのに… 」
病気から解放され健康になるように
女は人々の間に割り入ってイエスの後ろを追いかけました。そしてイエスの服に手を差し伸べました。すると自分の体から流れていた血が止まったことを感じました。イエスも自分の内から力が出たことをご存知で、後ろを振り向いて聞きました 。
「誰が私の服を触ったのか？」
弟子の一人が答えました。
「イエス様、人々があまりにも多くてイエス様を囲んで押しているからでしょう」
しかし、イエスは周りを見回しながら誰かを探しました。女は恐れて震えながらイエスの前にひれ伏し、自分の話をしました。するとイエスが言われました。
「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」
私たちを知っているイエス
普通の人なら、誰が自分の服に手を差し伸べたのか分からず、何も考えなかったでしょう。ところが、イエスは自分のうちから出た力が働いたことを知りました。また、長血をわずらっている女が病気に長く苦しんでいることと、今はお金がなくて医師を訪ねることもできず、苦労しながら生きていることを知りました。そしてイエスは、その女がイエスの裾を触るだけでも治るという信仰を持っているのを見ました。それで、その信仰どおりに病気を直ちに治してくださったのです。
イエスと私たちもこのような関係です。イエスは私たちが痛むこと、難しいこと、絶望的なことをすべて知っています。もちろん今、私たちはイエスの裾に触れることはできません。しかし、「私は病気になったけど、イエスは私にも恵みを与えて治してくださるでしょう」「イエス様が私のお祈りを聞いてくださる」という心でイエスに祈れば、イエスは本当に私たちのお祈りを聞きます。
「私が祈ればイエス様が聞いてくださるだろうか？」「私はお祈りすることが下手だから聞いてくれない」という考えはすべて間違った考えです。私たちが心でイエスに近づいていくと、お祈りを短くしても、よくできなくても、イエスは聞いてくださいます。イエスは私たちのために血を流して死んで、私たちが神様の子になるようにしてくださいました。それで、これからも私たちを助けてくれることを信じなければなりません。
イエスの前に出ていく祝福された人生
皆さんが勉強するとき、家に困難なことが起こったとき、孤独なときに問題を解決する道がなく、あなたを助ける人もいないかもしれません。その時イエスの前に出て話してみてください。天国におられるイエスと電話機で通話することはできませんが、お祈りを通してイエスと話を交わすことができます。 「イエス様、私は難しいです。イエス様は私の問題が解決してほしいでしょう？」とイエスと会話をするのです。
私たちは目でイエスを見ることができず、手でつかむこともできず、私たちがお祈りをするから「はい、私が助ける」という答えを聞くこともできません。しかし、 長血をわずらう女が通り過ぎるイエスの裾を触るだけでも病気が治るという信仰を持ったように、イエスが私たちの問題を解決してくださると信じれば、イエスがその信仰を見つめて力を与えてくださいます。
私たちの生活には多かれ少なかれ問題があります。その問題は心配させるために与えたのではありません。イエスを探し求めるために与えたのです。これからは心配したり苛立ったりしないで、 長血をわずらっていた女がイエスの裾を手で触ったように、イエスの前に出てみてください。イエスを呼んでイエスに頼り、問題から解放され、祝福された人生を歩んでください。
