グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「信仰とマインド」ダニエルが歩んだ道

投稿者
goodnews2
投稿日
2020-07-09 23:24
閲覧数
557

ダニエルが歩んだ道


文/パク・ヒジン(グッドニュース・クァンジュ恩恵教会牧師)

 

好きな食べ物より体に良い食べ物を食べないと
急速な経済の発達と医学の目覚ましい発展によって人の寿命が延び、それによって健康で長生きすることに人の関心が高まっている。人の体を健康にする方法の3つは、まず、バランスが取れた栄養、2つ目、適切な運動、3つ目が適当な休みである。現代社会は全般的に人々が住みやすい方に発展していくのでこの3つを守るのは簡単だと思うが、本当は簡単ではない。
栄養面で健康をダメにする大きな原因は過食、栄養過多、栄養バランスが崩れることである。現代は社会が細分化になり、人々はそれぞれ忙しい生活を送っているので、決まった時間に食事するのが難しくなって朝飯を食べる人は減り、夕飯の割合が高くなっている。そうすると栄養を考えて色々食べることは簡単ではない。そして仕事をしているお母さんが増え、家庭でバランスがとれた献立を準備するのが難しくなった。さらに子どもたちが正しい食習慣を作るのに必要な教育も難しくなった。
健康な食事とは、私たちの体に必要な栄養素をバランスよく取ることを意味する。栄養が足りなくなると青少年期には成長に問題が生じ、大人の場合は、健康に異常が生じる。反対に栄養を取りすぎると肥満、メタボリックシンドロームと糖尿、高脂血症、高血圧などが生じる。
韓国の伝統的な食事は主に穀物と野菜だった。ほとんどの人が知っているように野菜にはビタミンとミネラルと繊維質が豊富に入っているので成人病を発症しない。しかし、現代社会になって加工食品が発達し、インスタント食品の摂取が増え、人々は美味しい食べ物を好むようになり、砂糖の使用量が増えてガンや血管の疾患などの成人病が増えた。加工食品に入っている砂糖やトランス脂肪などは、体に良くない栄養素であるため、健康を崩す要因として作用する。
私たちが好む食べ物の中で体に良い食べ物は殆どない。体に良い食べ物は人々が好まない。しかし、人々は好きな食べ物を好んで食べている。口で「美味しい」と言葉が出るとその食べ物は「甘い」ということになる。人々は甘い物を好むようになっている。自然の甘い物は大丈夫だが、人工的に甘みを出した食べ物は加工されたので食べ続けると体が徐々に悪くなる。
私たちが好きな物より体に良い食べ物を食べると健康を維持することができる。有機栽培の野菜や、穀物、果物、藻類、ナッツなどを自然のまま食べる物は健康に良い。野菜と穀物と果物には光合成作用によるクロロフィルが多く、細胞の再生と免疫力のアップに良い。また、2千種類が超える酵素が含まれているので健康を回復させる。熱を加えて調理する、また、加工するとそういう栄養素と酵素などの体に良い成分が破壊される。

 

王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒を断ったダニエル
ダニエル書を見るとダニエルがバビロンで捕虜として過ごし、王の宮廷に仕えるにふさわしい者として選ばれ、宮廷でカルデヤ人の文学とことばを学んでいた。彼らは王の食べるごちそうを食べ、王の飲むぶどう酒を飲んで3年間、養育され、王に仕えるようになるが、ダニエルは王が決めた王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒が神の定めた法令に合わないのでそれを断って野菜を食べると宦官の長に言った。
ダニエルの話を聞いた宦官の長は王の命令に逆らうと自分の命が危ないのでダニエルの話を断ったが、ダニエルが提案した通り、10日間、野菜と水だけで試し、ダニエルの顔色を少年たちと見比べ、ダニエルが食べるものを決めることにした。10日後、ダニエルの顔色は同年輩の少年よりも良く、体も肥えて結局ダニエルは捕虜として捕まった状況でも王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒で身を汚さず神に与えてもらった法令を守り、神に仕えることができた。
バビロンのネブカデネザル王は、国を征服してそのすべての国を治めるために知識とあらゆる文学を悟る力のある少年たちを自分の周りに置いた。当然、彼らに与えられる食べ物は最高のものだった。しかし、ダニエルは自分が仕えている神のみこころと合わないならそれが良い食べ物だとしても断り、神のみこころと異なるもので自分を汚さなかった。野菜と水だけだったダニエルの顔がさらに良く、体も肥えていたのは王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒を飲んだ少年たちよりも健康になったことを意味する。

 

食べるごちそうや王の飲むぶどう酒を断るキリスト人の生き方
救われたキリスト人が霊的に健康に生きるのもダニエルと同じ道を歩むことになる。ダニエルは神の法令がその心の中ではっきりと刻まれていたので王がいくら良い食べ物を薦めても神のみこころに合わなければ、断れる力があった。しかも、神のみこころに従って心を決めたとき、王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒を飲んでいた少年たちより健康になるという確信もあった。
キリスト人の心には、神の御言葉以外に自分の思いが絶えず上がるが、その思いは、自分の口にぴったり合う王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒と同じである。自分の思いが王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒のように良さそうに見えるのは、創世記3章にその根拠がある。蛇がエバを誘惑し、エバが蛇の言葉を受け入れてから善悪を知る木の実を見るとまことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするという木に見えた。神は善悪を知る木の実を食べると必ず死ぬと言われたのに、エバはサタンの言葉を聞いている間、彼女の心にサタンの思想が入り、エバの目には、木の実が真に良く、いかにも好ましく見えたのである。キリスト人がサタンの入れる思想に染まると自分の思いが神の御言葉より正しく、良さそうに見えるので自分の思いを受け入れるようになる。しかし、自分の思いに従って行くと霊的な感覚が鈍くなるので霊的な力を失って病になり、結局は、罪の中に溺れるようになる。反対にダニエルが神の法令を心に刻んで神のみこころと異なるものを断ったとき、更に健康になるように、神の御言葉を心に抱いて御言葉と異なる全てのものを心から捨てて断り、ただ、御言葉だけに従って足を踏み出したとき、その人生が美しく、豊かになり、霊的に健康なキリスト人になる。

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