グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「信仰とマインド」人生の中で高波に会ったとき、 真の安らぎを得るためには

投稿者
goodnews2
投稿日
2020-09-21 23:41
閲覧数
462

人生の中で高波に会ったとき、
真の安らぎを得るためには


文/パク・ヒジン(グッドニュース・クァンジュ教会牧師)



昔の母親世代は、早起きして水を汲み、火を起こしてご飯を作り、義理の親と家族みんなの洗濯をして畑に出て仕事をしている男性たちのためにご飯を用意し、畑仕事もして休む暇もなく過ごした。そうしていても、私たちの記憶には、お母さんの膝枕でお母さんの子守唄を聞きながら寝ていたことを鮮明に覚えている。そのような思い出が浮かぶのを見ると、母親世代は、現代より余裕を持って子育てをしていたのが感じられる。
 その時代に比べると現代を生きる私たちには、電気炊飯器、洗濯機、電子レンジなど、生活を便利にしてくれるものがたくさん揃えられているが、むしろ余裕がなく、忙しく過ごしている。その理由として言えるのは、公式的な仕事だけで1万を超えるライフスタイル、そして、好みが多様になり、現代人は、心から余裕を失ってしまったことである。多くの現代人は、心に余裕がない、色んな事に負われ、休みもない、疲れと過労に負われている。そのために数多くの病にさらわれ、健康を失っている。



体の休みと心の真の安らぎ
人の体が健康になるためには、バランスのとれた食事、毎日、適量の筋トレと有酸素運動が必要である。しかし、バランスがとれた食事をしてこまめに運動しても適切な休みを取らなければ、過労になり、力を失くし、免疫に異常が生じ、病にかかるようになる。それで、健康な体を維持するためには、必ず適切な休みを取らなければならない。
 心も体と同じで勤勉に働くのは、良いけれど、ある程度の仕事をすれば、必ず休みが必要である。疲れて働き、夜、寝ないとその人は、精神的に弱くなり、判断力も衰えるように、心も休みを取らなければ、大きな問題を起こすようになる。小さな子どもたちは、お母さんに抱かれていれば、お母さんが抱いて歩いているその道が危ない道だとしても、全然不安がらず、平安を感じる。その理由は世の中で一番信用できるお母さんのもとにいることである。そのように私たちの心に真の安らぎを得るためには、信用できる人といっしょにいるとき、真の安らぎを得られる。



「これが災いじゃなければ、何が災いだ」
 私が東テグで教役しているとき、妻がガンにかかった。最初、病院に行ったとき、医者からガンのステージ0だから普通の人は気づきにくいのに、神が助けてくれたから心配しなくても良いと言われた。医者の話を聞いて全然心配はしなかった。
 しかし、ソウルへ検査に行った妻から電話が掛かってきた。ステージ2が終わり、ステージ3に進んで、ガンが転移してリンパ腺まで広がったと言われた。婦人会を導こうと聖書を持って行くところだった私は、その場で聖書を投げ、しゃがんでしまった。そして、神に向かって『私の、何が悪いでのすか?私が今まで福音のために従順して生きてきたのに、なぜ妻がガンにかからないといけませんか?』と叫んだ。深い穴にはまったように絶望へ向かってひっぱられていき目の前が真っ暗になった。考えから逃れてみようと、もがいていても逃れることができなかった。とても辛くて私が救われたときに貰った約束の御言葉を思い出させてくださいと叫んでもその御言葉さえ、思い出せなく、御言葉が全然思い浮かばなかった。
 しかし、暗い部屋に微かな明かりがつくように、私の心に訪ねてきた御言葉があった。部屋の片隅に落ちている聖書を開いて読んだ。
『わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。--主の御告げ。--それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。あなたがたがわたしを呼び求めて歩き、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに聞こう。もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるだろう。わたしはあなたがたに見つけられる。--主の御告げ。--わたしは、あなたがたの捕われ人を帰らせ、わたしがあなたがたを追い散らした先のすべての国々と、すべての場所から、あなたがたを集める。--主の御告げ。--わたしはあなた
がたを引いて行った先から、あなたがたをもとの所へ帰らせる。」』(エレミヤ29:11~14)
聖書を読むと「これが災いじゃなければ何が災いだ」と思い、さらに怒りが出た。しかし、この御言葉は、私の心から離れなかった。きっと神が私に直接言っているように聞こえた。



神の御言葉と牧師が言ってくれた交わりが繋がる
パク・オクス牧師に電話をした。牧師は、『ガン、それ何でもない。早めに手術してね。そうすれば治る。』と言われた。私は本当に深刻なのにパク・オクス牧師は平然だった。私は御言葉を貰ったが、心の片隅に病に対する恐れに引っ張られていた。反対にパク・オクス牧師は、他の声は無視して神の御言葉だけを信じていたので私にそう言ってくれた。 その時、私は自分がパク・オクス牧師と異なる心を持っていることを発見した。そのように自分の姿が見えて、神の御言葉と牧師が言ってくれた交わりが繋がり始め、心から恐れがなくなり、平安な心になり始めた。状況とその状況について世の中で聞こえてくる恐ろしい声があったが、病によって恐れに引っ張られている私の心がなくなり、約束の御言葉による信仰の世界に移され、私の心に真の安らぎと平安がやってきた。



御言葉に心を合わせただけなのに
病院のスケ―ジュールによると妻が手術できる日は、早くて2ヶ月後だと言われた。「パク・オクス牧師から早めに手術をしなさいと言われたのに…」と言いながら妻と一緒に病院に行き、診察を待っていた。妻の前に診察を受けていた若い奥さんが医者に『あなたたちは、手を組んで共謀して言っているのでしょう?手術しない!』と大声を出して出て行った。後に知ったのは、その夫人は△△病院でガンの検査をしたが、結果が信じられなくて別の○○病院で検査を受けたそうだ。しかし、△△病院の医師と○○病院の医者が同じような話をするから「二人で手を組んだ」と大声を出して出ていったのである。
 私は緊張して妻と一緒に診察室に入った。医者から妻の検査結果を聞いて「今日の診察が終わると休みに入り、金曜日に出勤するから金曜日に手術ができる」と言われた。確かに金曜日の手術のスケジュールが埋まっていたのに、手術を受けられるようになったのだ。妻の前に大声を出して出た行った方の手術がキャンセルになり、手術ができるようになったのだ。牧師から言われた言葉のように早めに手術を受けることができる状況に変わっていくのを見た。私はただ、御言葉を受け入れ、その御言葉に私の心を合わせただけなのに、神は約束通りに働いてくださった。



イエス・キリストを信じるとき、その方の中で休むことができる
妻は手術を終え、退院して通常の生活に戻った。そして1年後、再発して周りの人から妻は死ぬと言われた。その当時、妻の周りにガンで治療を受けていた人は妻よりずっと良い状況だったが、皆亡くなった。しかし、妻は、今も私のそばで健康に過ごしている。神の御言葉と神のしもべの交わりが私の心と妻の心に入って人間的な状況では平安を得られない状況でも私の心と妻の心に真の平安と安らぎを与え、私たちの人生を祝福させた。
 救われたクリスチャンも人生という海を航海して強く吹く高波に会って危ない状況に置かれることもある。神がいない人たちは強い高波を1人で耐えなければならないが、救われた私たちは、私たちの軟弱さを共感してくれるイエス・キリストが共におられて私たちの痛みや苦痛と戦ってくれる。クリスチャンがイエス・キリストを信じるとき、どんな苦しい問題の前でも安らぐことができる。イエス・キリストを信じることは、ヨハネの福音書の御言葉のように神の御言葉を信じることを意味する。
『初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。』(ヨハネの福音書1:1) しかし、私たちが肉に溺れて神と心が遠くなり、神の助けを信じられず、御言葉を信じない時がある。その時のために神は私たちがいつでも訪ねていける神のしもべを私たちの周りに与えてくれた。神の御言葉が信じられない時は、神のみこころを知っている神のしもべの前に出て心を打ち明かすと、真の神のしもべたちは、私たちが神を信じる信仰の方へ導き、信仰によって勝利する人生を生きるように導いてくれる。



真の安らぎと平安を得るためには
 人の体が健康になるためにはバランスのとれた食事と適切な運動、ちょうどいい休みが必要である。同じく救われたクリスチャンが霊的に健康な信仰生活をするためには、まず、1つ目は、栄養にあたる純粋な、御言葉の乳である神の御言葉を供給されないといけない、2つ目は、神の御言葉に頼っていかにも負担になることもに乗り越える信仰の生き方に足を踏み出し、3つ目は、どんな状況でも信じられる神の御言葉と神のしもべの基で全ての重荷を降ろし、真の安らぎと平安を得られなければならない。
 私の中に主がいないとき、腰を痛めて肺結核にかかったことが人生の高波に会った瞬間であった。その時救われた姉妹が私を主に導き、私を高波から逃れさせた。救われた後は、妻がガンにかかった状況が高波として感じたが、その問題の前で嘘をつかない神の御言葉と神が立たせたしもべを信じる信仰の中でその高波に勝ち、希望の港に着くことができた。  皆さんも神の御言葉を信じ、神が立たせたしもべを信じる信仰の中でどんな問題にも勝ち、真の平安と幸せを得られることを望む。

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