グッドニュース誌(日本語)
月刊「グッドニュース誌」は救いの福音と恵みの証を伝え、多くの人々をイエス・キリストの世界へ導いています。

「信仰とマインド」主の御心とつながっている信仰

投稿者
goodnews2
投稿日
2021-01-23 20:33
閲覧数
376

主の御心とつながっている信仰

リュウ・ホンヨル(グッドニュースブチョン教会)

 

子供のとき私は、蒸気の力で力強く響く汽車の汽笛を聞きながら育った。真っ黒な煙を吹き出し、大きな汽笛を鳴らしながら走る汽車を見ていると珍しくも楽しくもあった。私たちの遊び場は線路の上だったので、今でも線路と汽車を見ると親しみを感じ、当時の懐かしい思い出が思い出される。野原と山を通る、果てしなく伸びている2本の線路を見ていると『あの路の最後はどこなのだろう。怪物のように大きな汽車はたくさんの人と荷物を乗せてどうしてあんなに走れるのだろう。この狭い線路の上をあんなに早く走っているのになぜ脱線しないのだろう』と考えを巡らせていた。
主要な駅には荷物を積むプラットホームがあって、ある所ではセメントを、ある所では穀物を積む。私の家の近くの駅では主に骨材を積んでいた。労働者たちが骨材をたくさん積んでおくと機関車が来て貨物車をつなげて引いていった。機関車は貨物車の30車両、長くは50車両もつなげて引いていけるとてつもない力を持っている。貨物車は動力がないので自分では何もできないが、機関車とつながれば機関車の力で動き、同じ時間に同じ場所に到着する。

 

主の御力に引っ張られるということ
人生の中で出会うすべての問題は神から離れたところで生じる。神は私たちの魂を愛され、私たちが神のもとへと戻れるように働きつづける。そのために神は律法を与え、苦難も許した。その目的は自分の姿を発見させ、心を低くさせるためである。私たちが何もできない無能な存在であることを悟らせ、神の恵みとあわれみの前に出るようにさせる。ヨハネの福音書に出てくる38年の病人、姦淫の現場で捕らえられた女が何もできない心の位置に下ったとき、あわれみ豊かなイエスが訪ねてきて彼らの救い主となり、導き者になってくださった。
過去の私は自動車のように一人で道に沿って運転をしながら自分の考えに従って生きていた。真の信仰は機関車につながれた客車や貨物車のように主が行かれるところに一緒に行き、主の御言葉に従って主の能力に引っ張られることである。信仰の人生とは自分の考えと判断を信じず御言葉を信じ、御言葉の主人である神に自分自身をゆだねる人生である。主の御言葉は誠に安全で正確に私たちを導いてくださる。

 

神の御心とつながったリベカ
創世記27章ではリベカが人の常識、良心、倫理、道徳を越えて息子のヤコブを導く。目のよく見えない主人を騙して双子の次男であるヤコブが神の祝福を受けられるように仕掛けた。ある牧会者が祝福を受けられなくても正直に生きなければならないと説教するのを聞いたことがある。祝福を与えるのは神であるのにヤコブがうそをついてそれに気づかず祝福を与えたということであるだろうか。そうではない。詳しく見るとリベカは神の御心と会い、つながっていたことがわかる。創世記25章の23節で「兄が弟に仕える」という御言葉のとおり、エサウが兄であってもヤコブを愛し、エサウを嫌う神の御心をリベカは受け入れたのである。リベカは長男のエサウを愛せざるを得ない母親である。しかしリベカは神の御言葉から、神は弟のヤコブを愛し、彼にその御旨を置かれたことを見たのである。リベカは人間の考えと情を大胆に捨てた。そして神の御言葉とつながり、その御心に従ったのである。
ヤコブもまた『道徳的にも一般的にも父を騙す者として見られて祝福どころか呪われるはず』と兄の姿で父の前に出ることを拒んだ。古今東西を問わずすべての人がヤコブの考えに同意するだろう。しかし母のリベカはその考えを拒否し、それを越える言葉を発する。「わが子よ。あなたののろいは私が受けます。ただ私の言うことをよく聞いて、行って取って来なさい。」ここでヤコブも自分の考えを下ろして母の心を受け入れ、母と同じ心を持って祝福を受ける。結局これは神の御心であり、計画である。

 

神の御心とつながってひとつになれば神が働かれる
先日のCLFカンファレンスでパク・オクス牧師はこのようなことを話された。
「私はどこを見ても罪人でした。毎日罪を犯しみっともない人間でした。それでいつも罪人だと考えていました。しかしある日、ローマ書3章の24節で神様は私を義と認められました。神様が義人だとおっしゃるなら義人である。ほかに何が必要ですか。だから自分の考えを捨てて神様の御言葉を受け入れました。私は義人です。これが神様と心をひとつにすることです。神様の御心とつながってひとつになればそのときから神様が働きます」
神がご自分のしもべに国々をゆずりとして与えるという御言葉とともにお祈りのときに『宣教学校をしなさい、修養会をしなさい、本を出版しなさい、放送局を設立しなさい、宣教師を派遣しなさい』という御心を与えた。当時は食事もまともにできない時代だったのでこういうことはありえないことだった。とても負担を感じてお祈りを止めて避けようとしたが、『あなたじゃなく私がするのだ』という御言葉に神のしもべは「はい、主がなさればできます」と受け止めた。このように主は心に御言葉を入れて信仰を持たせ、主が成し遂げられる。

 

力強い機関車1台につながった無能な客車
2020年、新型コロナウイルスによる非対面時代に30億人に福音が伝えられ、全世界の40万人以上の牧会者が罪の赦しを受けさせる悔い改めの福音とともにすると言った。本当に素晴らしい神の働きである。私たちは今、とても力強い1台の機関車に数えきれないほどの無能な客車と貨物車がつながっているのを見ている。さらに私たちが罪の赦しを得て生まれ変わったのは『神の生ける、変わることのない御言葉による』と言われた。肉で生まれたときは肉で生きるが、私たちはもはや神の御言葉によって新しく生まれたので、私たちは御言葉で生きられるように生まれ変わった。自分勝手に走っていた自動車から、機関車につながり線路の上を走る汽車になったのである。

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