信仰の手引き(日本語)

サマリヤに響いた神の御声

投稿者
goodnews2
投稿日
2023-07-20 11:09
閲覧数
218
飢えて死んでいくサマリヤの人々に神はあすの今ごろは食糧が豊かになると仰せられました。そして、その約束を成し遂げられました。そのように、神は私たちにも、あすの今ごろ、私たちの全ての問題が解決され、難しいことが消え、祝福されると言いました。

文|パク・オクス牧師  翻訳|ナム・ジュヨン先生  絵|ユ・ジウン先生



絶望で満ちていたサマリヤ
列王記 第二 7章を見ると、アラムの王、ベン・ハダデが軍隊を集めてイスラエルに攻めてきました。アラム軍が首都であるサマリヤを囲んでしまったので、サマリヤの人たちは町の外に出られませんでした。イスラエルは町の外にある野原で農業を営み、家畜を育てていましたが、町の外に出られなくなったので食料を手に入れるのが難しくなりました。食料は段々高くなりました。1年が過ぎ、2年が過ぎると、町の中の食料が底をつき始めました。ひとり、ふたりと死んでいきました。飢えていた女たちが自分の子を食べることまで起きました。深刻な飢きんによって町の中は絶望で満たされました。

サマリヤに響いた良い知らせ
その時、エリシャが言いました。「主のことばを聞きなさい。主はこう仰せられる。『あすの今ごろ、サマリヤの門で、上等の小麦粉一セアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで売られるようになる。』」これは食料が非常に多くなって安く買えるという意味です。預言者エリシャがサマリヤに叫んだ知らせは、絶望の中で死んでいくサマリヤの人々に希望を与える喜びの知らせでした。サマリヤを救う神の御声でした。

ところがその時、イスラエル王がその腕に寄りかかっていた侍従がいました。その侍従は飢えているサマリヤに突然食料が多くなるという話を信じることができませんでした。そのためこのように話しました。

「たとい、主が天に窓を作られるにしても、そんなことがあるだろうか。」
「確かに、あなたは自分の目でそれを見るが、それを食べることはできない。」
エリシャが侍従に言いました。神の預言者が福音を伝えても、王の侍従はその言葉を信じられませんでした。神は天に窓を作ることもできるし、窓を作らなくてもいくらでも食料を豊かにすることができます。しかし侍従は神を信じることができませんでした。結局その侍従はエリシャの言葉どおり、町に食料が豊かになるのを見ても、食べることができずに死んでしまいました。




『あすの今ごろ』の約束
私は1968年に軍を除隊してキムチョンに行きました。そこで福音の働きをしたくても、お金がありませんでした。家を探すために一人でキムチョン市内を歩きながら神と会話しました。

「神様、そこの2階に喫茶店がありますね。そこには書店がありますね。また、あそこには文房具屋さんがあって、雑貨屋さんもありますね。この世の神々も自分の民に建物を与えるのに、エホバの神を信じる私が福音を伝えるために来たのに、なぜ家を与えてくれないでしょうか。神様、私にも福音の働きができる建物を与えてください」

お金が全くなく、私を助けてくれる人が一人もいませんが、時間さえあればキムチョン市内を回りながら建物を探しました。そんなある日、バスの中で一人のイギリス人宣教師と出会い、神がその方を通して福音を伝えるための建物をくれました。
その後も難しい問題に出会う時に『あぁ、福音の伝道もこれで終わりだ! ここで福音の働きをやめざるを得ないな! もう道がない!』と何度かこのように考えました。自分が見る時、確かに難しくてやめざるを得ないし、これ以上出来ないと思い恐れましたが、神は『あすの今ごろ』と話されました。そして、その約束どおりに私を助け、問題を解決してくださいました。


目の前が真っ暗で辛い時
皆さんが生きていれば目の前が真っ暗になることや自分の味方をしてくれる人が一人もなく誰も自分を助けてくれないと感じ辛くなる時があると思います。そんな時に神が皆さんを助けてくだされば何も問題になりません。皆さんを罪から救い悲しみから逃れさせた神にとって皆さんを食べさせること、病気を治すこと、皆さん一人を育てることは何の問題にもなりません。

私は性格も良くないほうで知識もなく、何でもない者です。それでも神が私を助けるのを見ると、どれほど驚くべきか分かりません。私は一度も福音伝導者になろうと考えたことがありませんでした。しかし神が私を導いて福音の働きを続けてなさることを見ると、本当に驚きます。私たちが信じる神は、生きて働かれる神です。そして私たちを本当に愛しているので、私たちを助けると言われました。




神が私たちを思われるなら
女たちが自分の子供を食べるぐらい悲惨なサマリヤで主は『あすの今ごろ、サマリヤの門で、上等の小麦粉一セアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで売られるようになる。』と仰せられました。そして、その約束を成し遂げられました。そのように、神は私たちにも、あすの今ごろ、私たちの全ての問題が解決され、難しいことが消え、祝福されると言いました。

2023年、私たちが神のために生き、神が私たちを思ってくだされば、それより大きな祝福はありません。皆さんの全てを神に委ねれば、神の恵みと祝福が溢れる一年になるでしょう。