信仰の手引き(日本語)

サマリヤの4人のツァラアトに冒された人たち

投稿者
goodnews2
投稿日
2023-07-28 16:17
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神がツァラアトに冒された人たちをアラムの陣営まで導きました。ツァラアトに冒された人たちは足が不自由で、倒れたりもしながらアラムの陣営まで行きました。これが世界で一番美しい足取りでした。人々に虐められ、軽蔑されていたツァラアトに冒された人たちでしたが、神の導きで生きると、尊敬される人になり、愛される家族になったのです。

文|パク・オクス牧師  翻訳|ナム・ジュヨン先生  絵|ユ・ジウン先生



飢え果てた四人のツァラアトに冒された人たち
列王記第二の7章を見ると、サマリヤがアラム軍に包囲されました。サマリヤの町の中にあった食糧が底をつくと人々は飢えて死んでいきました。ある女たちは飢えに耐えられず自分の子を食べました。

その時、サマリヤの門の入口に四人のツァラアトに冒された人たちがいました。彼らは町から追い出され、町の外で家族が持ってくる食べ物でかろうじて生きていました。ところが、町の中に飢きんが訪れてしまったので食べ物をもらうことができなくなりました。ある日、四人のツァラアトに冒された人たちは話しました。

「ああ、お腹がすいた」
「どうして死ぬまでここに座っていなければならないのだ?」
「町の中に入ったとしてもそこも飢えているからどうせ死ぬ。だからアラムの陣営に行って降伏しよう。彼らが私たちを生かしておくなら生きる、殺すなら死ぬまでだ」

それまで四人のツァラアトに冒された人たちは町から食べ物を与えられるのを待っていて、死ぬしかありませんでした。しかし、自分の考えの中から出て新しい考えを始めました。四人のツァラアトに冒された人たちに神の知恵が入って彼らを引いていったのです。

王の家に行って知らせよう
ツァラアトに冒された人たちは起きて、アラムの陣営に向かいました。アラムの陣営に着いてみると誰もいませんでした。ツァラアトに冒された人たちがアラムの陣営に来る音を、神が戦車の響き、馬のいななき、大軍勢が攻めて来る音に聞かせられたのです。アラムの兵士たちは、イスラエルの王が近隣の国の王たちに助けを求めて自分たちを襲って来ると考えました。それで逃げるのに必死で、天幕や馬やろば、食べ物と銀と金をそのまま置き去りにしました。
ツァラアトに冒された人たちは天幕に入り、食べたり飲んだりして銀と金と衣服を取りました。それから言いました。

「私たちのしていることは正しくない。きょうは、良い知らせの日なのに、私たちはためらっている。もし明け方まで待っていたら、私たちは罰を受けるだろう。さあ、行って、王の家に知らせよう。」

食糧が豊かになったサマリヤ
ツァラアトに冒された人たちは直ちに立ち上がって町に行きました。そして、門衛を呼びました。

「ちょっと私たちの話を聞いてください。」
「何だ?あのツァラアトに冒された人たちは?」
「私たちがアラムの陣営に入ってみると、そこにはだれもおらず、天幕には食べ物がそのままありました。」
この知らせを聞いたイスラエルの王はアラムが計略を計ったのだと思いました。
嘘の噂を流し、野に隠れ、自分たちが出て行ったところを、現れて襲って来ると思いました。町の人々も初めはツァラアトに冒された人たちの話を信じることができませんでした。そこで夜中にアラムの陣営に行ってみると、ツァラアトに冒された人たちの話どおり、そこには食糧がたくさんありました。何日も飢えていた人たちは、たくさん食べながらどれほど幸せだったでしょうか。また、ツァラアトに冒された人たちにとても感謝したことでしょう。



神が与えた新しい心
初め、ツァラアトに冒された人たちはアラムの陣営にある食糧を自分たちだけ食べて、銀と金も隠そうとしました。ところが、すぐに新しい心が生じました。食糧がたくさんあることをサマリヤに知らせて、人々を生かさなければという心でした。神は死んでいくサマリヤの人々を救うために四人のツァラアトに冒された人たちを使いました。まず、四人のツァラアトに冒された人たちに新しい考えを与えてアラムの陣営に行かせ、お腹がいっぱいになるようにさせました。そのようにして神の働きを見せ、そのことを人々に叫ばせました。

1962年10 月7 日に、私は今まで持ったことのない新しい心を受けました。それまで、私は盗みをしたり、嘘ついたりするから罪人だと思っていました。その日、聖書を読んでいる時「私が罪人であることは確かだ。だが、イエスが十字架につけられて私が受けるべき全ての罪の罰を代わりに受けた。だから私の罪は洗い流されて義人になった」という心が生じました。神が私に福音を悟るようにされたのです。

その後、困難もあって問題もありましたが、私は人々に福音を伝えました。私は牧会を上手にする能力のない者ですが、福音を伝える中で神が道を開いてくださり、全世界の人々が救われるようにしてくださいました。



私たちはこの時代のツァラアトに冒された人たち
私たちもこの時代のツァラアトに冒された人たちです。神は、私たちも神の御心を受け入れて福音を伝えるのを喜んでおられます。私たちは神の御声を無視して自分の考えに溺れ、福音を伝えることを負担に思っていますが、神の御言葉どおりに福音を伝えれば、私たちを通して人々が救われる働きが起きます。そして、神が私たちの人生をあらゆる方法で助けてくださることが見られます。これから皆さんも神の御言葉に従って周囲の人々に福音を伝え、神の働きをたくさん経験する一年になって欲しいです。