信仰の手引き(日本語)

アハシュエロス王とエステル

投稿者
goodnews2
投稿日
2021-07-20 13:21
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アハシュエロス王がエステルを心配して眠れなかったように、神は私たちのために恵みを施すことを望んでおられます。そのような神のみこころを知って神の前に出れば、神の働きを経験することができます。

文| パク・オクス牧師  翻訳| ナム・ジュヨン先生 絵| ジョン・ヘジン先生

 

王のところへ行ったエステル
エステル記5章には、エステルとアハシュエロス王の物語があります。エステルはハマンが自分の民族であるユダヤ人を滅ぼすために計略を立てたことを知り、命をかけて王のところへ行きました。その国ではだれでも、召されないで内庭に入り、王のところへ行く者は死刑に処されるという法令がありました。しかし、王がその者に金の笏を差し伸ばせば、その者は生きます。

エステルが王宮の内庭に入った時、アハシュエロス王は王室の正面にある王座に座っていたので、入口の門が開かれるのが見えました。
「うん?誰も呼んでないのにあの門を開けて入ってくる者は誰だ?」
アハシュエロス王は、王妃エステルが入ってくるのを見てびっくりしました。
「王妃エステルではないか?勝手に入ってきたら死刑にされることを知っているはずなのに…どうしたのだろう?」
王がすぐに金の笏を差し伸ばしたので、彼女は近寄ってその笏の先に触りました。王は彼女に言いました。

「どうしたのだ。王妃エステル。何がほしいのか。王国の半分でも、あなたにやれるのだが。」

「もしも、王さまがよろしければ、きょう、私が王さまのために設ける宴会にハマンとごいっしょにお越しください。」

「ハマンをせきたてて、エステルの言ったようにしよう。」

エステルに対する王の心
王はハマンをせきたてて、エステルが設けた宴会に行きました。宴席には酒がありましたが、王は酒や宴には関心がありませんでした。
「王妃に何か問題があるに違いない。そうでなければ命をかけて内庭に入ってくるはずがない」
王は再びエステルに尋ねました。

「あなたは何を願っているのか。それを授けてやろう。何を望んでいるのか。王国の半分でも、それをかなえてやろう。」

エステルは答えて言いました。

「明日、私が設ける宴会に、ハマンとごいっしょに、もう一度お越しください。そうすれば、申し上げます」

こうしてその日の宴会は終わりました。

その夜、王はエステルにある問題が気になり、また心配で眠れませんでした。

「王妃にどんな問題があって、命がけで私を訪ねて来るのだろう?王の私が王妃を守ってあげよう」

 

王のみこころを察したエステル
しかし、ハマンは王のみこころとは違っていました。家に帰ると妻と友達に言いました。
「しかも、王妃エステルは、王妃が設けた宴会に、私のほかはだれも王といっしょに来させなかった。あすもまた、私は王といっしょに王妃に招かれている。」
王は王妃のことが心配で眠れませんでしたが、ハマンは自分が認められたという思いで大きく喜び、王とはまったく違う心を持っていました。聖書のエステル記では、その後ハマンは惨めな死に方をされます。
神のみこころと私たちの心は違うため、聖書を通して神のみこころがどうであるか学ぶべきです。神のみこころを正確に知り、そのみこころに心を合わせる人を神は喜ばれます。
エステルは法令にそむいて王のところへ行きました。エステルは神を信じ、また王も信じたからです。

「神は私を助けてくださり、王は私に恵みを施すはず…」

神のみこころを察し、王の心に通じていたエステルは、自分とすべてのユダヤ人の尊い命を救いました。

 

神のみこころを知るとき
ヨハネの福音書3章16節には「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。」と書いてあります。神は、ひとり子をお与えになったほどに、私たちに何も惜しまれません。世界の人々がみな救われることを望んで恵みを施しておられます。しかし、私たちは「神は私を助けてくださらない。軟弱な私は好きではない」と、自分勝手に判断します。

救われる前の私は、役に立たない人間でした。少しの問題があっても心配して悩みました。しかし、神はそんな私の弱い姿をご覧にならず、むしろ私を愛し、恵みを施してくださいました。アハシュエロス王がエステルのために眠れなかったように、神は私たちのために恵みを施すことを願っておられます。聖書を通して神のみこころを学んで神の前に出れば、私たちの王である神が私たちのために働かれることが見られます。