信仰の手引き(日本語)

心を変える方法

投稿者
goodnews2
投稿日
2023-09-08 20:48
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38年の病人は歩けないという考えを捨て、イエスの御言葉を受け入れて立ち上がりました。私たちも、虫歯を抜いて新しい歯に替えるように、暗い自分の心を捨ててイエスの心を受け入れなければなりません。そうすればイエスと同じ心になって、イエスの驚くべき働きを経験できます。

文|パク・オクス牧師  翻訳|ナム・ジュヨン先生  絵|ユ・ジウン先生



健康を取り戻す移植手術
最近は歯が虫歯になって使えなくなると新しい歯を作って入れ替えます。もし腎臓が良くなければ他の人の腎臓を移植して健康に生きることができます。心も同じです。私たちは偽って、悪で、暗い心を持っています。そのため、自分の心を捨ててイエスの心を受け入れる時、明るい人生を生きることができます。では、心はどのように変えるものでしょうか。心を手術用のはさみで切り取って、針で縫うことができますか。心を変える方法は別にあります。

長い間病気にかかっていた病人
ヨハネの福音書5章に長い間病気にかかっていた病人が出てきます。最初は1ヶ月ほどの病で治るだろうと思ったけれど、一年を経て、10年を経て、38年になりました。当時エルサレムにベテスダと呼ばれる池がありました。主の御使いがこの池に降りてきて水を動かす時があり、水が動いた時まっ先に入る者は、どんな病気にかかっていても、いやされると伝えられていました。それで38年間病気にかかっていたこの人も、池の横に伏せって水が動くのを待っていました。
「本当に御使いが来て水を動かすのかな?それにしても、私は歩くことも動くこともできないのに…。いくら起きあがろうともがいてみてもできなかったではないか。はぁ〜、私の病気が治るなんて無理だ」
その時、イエスがベテスダ池に来られて病人を見ました。そして病人に聞きました。
「よくなりたいか。」
「主よ、よくなりたいです。しかし水がかき回されたとき、池の中に私を入れてくれる人がいません。私は身動きも取れないので、他の人が先に降りて行くのです」
「起きて、床を取り上げて歩きなさい。」




イエスの心を選んだ病人
この病人は「私は歩けない、起きようとしても倒れて怪我をするだけだ、駄目だ」という心を持っていました。しかしイエスの心は全く違いました。「起きれる。起きて、床を取り上げて歩いてみなさい」という心でした。今、病人はこの二つの心の中で選択しなければなりません。病人は「私は長い間病気を患っていて歩けないのが事実だが、私の考えを捨てて、イエスの御言葉を受け入れよう」と、体を起こしてみました。体に力が入りました。
「え?体に力が入る?私、起きれるのだ」すぐ病人は床を取り上げて立ち上がって、足に力を入れて歩き始めました。
「私が歩けるんだ、歩ける!私が歩いている!」
イエスの御言葉どおりになったのです。


何を受け入れるか
救心を変えるとは自分の心を捨ててイエスの心を受け入れることです。私たちは自分が罪を犯したから罪人だと考えます。だから地獄に行くしかないと考えます。聖書でも、ローマ人への手紙3章23節を見ると「すべての人は罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、」と書いてあります。この御言葉を見ると確かに私たちは罪人です。ですが、24節に進むと完全に変わってきます。イエスが十字架につけられ、私たちの罪をすべて洗われ、「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」(ロマ3:24)とおっしゃいました。私たちが義とされ、聖なるものになったのです。
今、私たちは何を受け入れるかを決めなければなりません。「私は盗みをした、また、嘘もついた。私は本当に悪い子だ、罪人だ」と思う心と、「私があなたの罪を贖った、あなたはきよくなった、あなたは義とされた」というイエスの御言葉の間で、どちらを受け入れるか選択しなければなりません。地獄に行く人の理由はただ一つです。イエスが十字架で私たちの罪をすべて洗ってくださったのに、それを信じず、罪人だという自分の考えをそのまま持っているからです。




イエスの御言葉を受け入れるとき
信仰とは私の考えからイエスの御言葉へ心を変えることです。38年の病人がもし自分の考えを捨てていなかったら起き上がることも出来ず、ずっと寝たきりで過ごしていたでしょう。自分が歩けないという考えを捨ててイエスの御言葉を受け入れた時、病人は起き上がることが出来ました。
これから、私たちも出来ないという考えを捨ててイエスの御言葉を信じなければなりません。その時、私たちにも驚くべき働きが起こります。虫歯を抜いて新しい歯に替えるように、暗い自分の心を捨ててイエスの御心を受け入れ、イエスと心が一つになった時、イエスは私たちにも驚くべき働きをなさいます。